「低迷マンU、首脳陣が7時間に及ぶ危機管理会議を実施…テン・ハフ監督の今後について議論か」: マンチェスター・ユナイテッドの首脳陣が7時間に及ぶ会議を開き、エリック・テン・ハフ監督の将来について議論
マンチェスター・ユナイテッドの首脳陣が7時間に及ぶ危機管理会議を開いた。イギリスの『ミラー』が報じている。
会談では、エリック・テン・ハフ監督の将来が主な議題となった。ユナイテッドは就任3年目のテン・ハフ監督の下、プレミアリーグで7試合を消化し、2勝2分3敗(勝ち点8)で14位に低迷している。総得点はリーグワースト2位タイの5点にとどまっている。さらにUEFAヨーロッパリーグ(EL)でも開幕2試合連続ドローで未勝利、36チーム中21位に沈んでいる。
共同オーナーのサー・ジム・ラトクリフ氏をはじめとする上層部は、テン・ハフ監督の今後について議論し、会議は午前10時から午後5時前にかけて行われた。
仮にテン・ハフ監督がシーズン中に退任した場合、現在トップチームのコーチングスタッフを務めるルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定的に指揮を執ると見られている。ファン・ニステルローイ氏は現役時代にユナイテッドやオランダ代表で多くのゴールを決め、2002-03シーズンのプレミアリーグ優勝などに貢献。オランダ、イングランド、スペインの3つのリーグで得点王を獲得した名ストライカーとして知られている。
一方、テン・ハフ監督は先日、クラブから全面的なサポートを受けていることを強調していた。
ユナイテッドOBで元イングランド代表FWのアンディ・コール氏は、テン・ハフ監督について「最初の2シーズンで2つのカップ戦(カラバオ杯とFA杯)を制するのは、ラッキーとは言えない。2シーズン連続でラッキーなんてありえない」と称賛。「クラブは自分たちが決めたことを何でもやるだろうが、もっと大きな視点で見れば、監督だけを責めることはできない。監督は選手を選ぶが、実際に試合に出てサッカーの試合に勝たなければならないのは選手たちなのだから」と擁護した。