『団地のふたり』が描く50代女性のリアルと小泉今日子・小林聡美の魅力
小泉今日子と小林聡美が主演を務めるドラマ『団地のふたり』が、NHK BSプレミアムで放送されている。このドラマは、藤野千夜の同名小説を原作としており、団地で生まれ育った幼なじみの2人の物語を描いている。
このドラマの人気の理由の一つは、主演の小泉今日子と小林聡美の存在だ。彼女たちは地上波ではあまり見かけない存在であり、特に中高年の女性たちから支持を得ている。女性の生涯未婚率が上昇している昨今、彼女たちの生き方や作品は多くの女性の憧れとなっている。
ドラマの魅力は、50代女性のリアルな生活を描いている点にある。例えば、50代の主人公たちが、高齢化社会の中で若い人として扱われることや、高齢者から町内会の仕事を任される場面が描かれている。また、更年期の悩みや、生理の話題もリアルに取り上げられている。これらのテーマは、民放局のドラマではあまり扱われないが、NHKドラマでは積極的に取り上げられている。
さらに、『団地のふたり』は、実家住まいの中高年女性の現実も描いている。主人公の一人、ノエチは大学のバツイチ非常勤講師で、もう一人のなっちゃんは一度実家を出たものの、家庭の事情や仕事の失敗により戻ってきた。これらの状況は、高齢化社会の中で、実家住まいが一般的になりつつある現実を反映している。
ドラマを通じて、50代女性のリアルな生活や、社会の変化が描かれている。このような作品が今後も増えていくことを願っている。