エプソン、超高出力レーザー光源搭載のフラッグシップ4Kプロジェクター「EH-QL3000」を発表、6000ルーメンの高輝度と交換式レンズを実現

エプソン、超高出力レーザー光源搭載のフラッグシップ4Kプロジェクター「EH-QL3000」を発表、6000ルーメンの高輝度と交換式レンズを実現

エプソンは、ホームプロジェクター「dreamio(ドリーミオ)」の新たなフラグシップモデル「EH-QL3000」を発表した。このモデルは10月10日から受注生産を開始し、市場予想税込価格は220万円台前後(本体のみ)。カラーはブラックとホワイトが用意される。

「EH-QL3000」は、エプソンの業務用プロジェクターで培った高画質技術を継承した最上位モデルである。小型化と高輝度を両立する新たなハイパワーレーザー光源を採用し、6000ルーメン(ANSI)の高輝度を実現した。また、開口率の高い「HTPSパネル」を内蔵することで、さらなる高輝度化を達成した。

デバイスは3LCD方式を採用し、0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネル(1,920×1,080×3枚)を搭載。独自の2軸シフトテクノロジーにより、4K(3,840×2,160)解像度に対応している。この技術により、明るさを保ったまま4K映像出力を可能にしている。

また、「EH-QL3000」はホームプロジェクターとして初めて交換式レンズを採用した。プロジェクターの設置位置に応じて最適なレンズを選択でき、超短焦点から長焦点まで幅広い投写が可能。レンズシフトは上下64%、左右16%をカバーし、電動ズームにも対応している。

高画質技術としては、映像コンテンツのシーン毎にHDR信号を解析して自動で最適化する「ダイナミックトーンマッピング」を搭載。暗部と明部の映像再現を最適化する「ダイナミックコントラスト」や、被写体のコントラストを強調する「自動コントラスト強調」、シーンに応じたガンマ補正、映像のシャープさを高める「超解像」、フレームを自動生成して動きの速い映像をスムーズに再生する「フレーム補間」などの機能も採用されている。

ゲーミング性能に関連して、4K/120p入力やALLMに対応し、映像メニューから「速い」を選択することで低遅延を実現している。

静音性と冷却性能を高めるために、「ベイパーチャンバー」を導入。高効率な熱拡散と熱低減を実現し、ファンの回転速度を上げずに静音性を維持しながら冷却効率を高めている。また、ヒートシンクにプロペラファンを搭載することで、さらなる静音化とコンパクト化を実現している。

利便性を高める機能として、「Crestron Connecter」「Control4」などのIP制御機能を搭載し、家庭用オートメーションにスムーズに対応できる。

フラグシップモデルながら、リビングにも置きやすい筐体デザインを採用。8角形の形状を用いたユニークなデザインで、高級感を演出している。天板カバーとレンズカバーの変更も可能で、オプションでシャンパンゴールドの天板カバーとレンズカバーが用意されている。

主な仕様は、入出力端子がHDMI×2基、USB Type-A×2基、RS-232C×1基、LAN×1基、ステレオミニ出力×1基。騒音は28dB、外形寸法は568W×181H×568Dmm、質量は約21.1kg。