『メイズ・ランナー』の事故から学んだディラン・オブライエンの勇気ある挑戦とその後の変革

『メイズ・ランナー』の事故から学んだディラン・オブライエンの勇気ある挑戦とその後の変革

ディラン・オブライエンが「Men’s Health」誌のインタビューで、2016年に『メイズ・ランナー:最期の迷宮』の撮影中に起きた大事故について語った。

『メイズ・ランナー:最期の迷宮』は、ディラン・オブライエンが2014年から主演を務めてきた『メイズ・ランナー』シリーズ三部作の最終作。2016年3月14日から撮影が始まったが、同月18日にディラン・オブライエンがスタント中に車に轢かれ、顔面骨折、脳震盪、脳損傷という重傷を負い、回復まで数か月を要した。

ディラン・オブライエンは、この事故を「人生を変える出来事だった」と振り返る。当時24歳だった彼はまだ駆け出しの俳優だったが、映画業界では若い俳優たちに発言権がないのは「よくあること」だと述べている。

事故が起きる前、彼は撮影の取り組み方に対して懸念を示していたが、「聞いてもらえなかったし、尊重もしてもらえなかった」と当時の状況を明かしている。この経験は、その後の彼の俳優人生の教訓となり、「すべてへのアプローチ方法が変わり、特に、撮影現場で自分を守ることを大切にするようになった」と語っている。

『メイズ・ランナー:最期の迷宮』は事故から約1年後に撮影を再開し、2018年に公開された。現在33歳のディラン・オブライエンの最新作は、「サタデー・ナイト・ライブ」の舞台裏を描いた『Saturday Night』で、ダン・エイクロイド役を演じている。この作品は10月11日に全米で公開される。