堀慎吾、Mリーグで個人3連勝!デイリーダブル達成と45試合出場の意気込み

堀慎吾、Mリーグで個人3連勝!デイリーダブル達成と45試合出場の意気込み

堀慎吾が強者に“風”まで味方に付けると、もう止まらない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月10日の第2試合では、KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾(協会)が第1試合に続いてトップを獲得。これで個人3連勝を達成し、試合後には「45試合出る!」と個人成績の大目標を口にした。

試合は起家から、渋谷ABEMASの松本吉弘(協会)、KONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)、赤坂ドリブンズの渡辺太(最高位戦)、そして堀の並びでスタート。第1試合のトップの勢いを維持しながら、堀は東1局から積極的に攻めた。ドラの中を雀頭に發が暗刻の四・七万待ちをダマテン。松本がリーチを掛けてきたが、すでに仕掛けてテンパイしていた滝沢からロン。發・ドラ2の5200点で先制に成功した。

3万1200点持ちと小さなトップ目で迎えた南2局。4巡目にドラの發をポンしてテンパイすると、そのドラを鳴かせた松本のリーチとぶつかった。松本は1・4・7索待ち、堀は7索2枚使いの4・7索で亜リャンメン待ちだった。形は松本が上だったが、先に引いたのは堀だった。4索を静かにツモると、發・ドラ3の8000点が成就。解説の石橋伸洋(最高位戦)は「ぐはあ!強い!」と脱帽。ファンは「さすが堀ぽよ」「つえーよww」「天才過ぎんか!?!?」と歓声を上げた。

南4局では渡辺が2着確保のアガリ。堀はチームを首位に押し上げるデイリーダブルを達成。今期5戦4勝と破竹の勢いだ。試合後は「うれしいです」と万感の思いを込めて語り、さらに「ただただ恵まれていましたね。さすがにこれ(手が入った展開で)を負けるようではダメだと思います」と謙虚に試合を振り返った。

「一番恵まれていたと感じた南2局」では、リーチの松本の現物に待ち替えができるマンズを引いたが、それが河に2枚切られていた状況から4・7索待ちを継続。この選択が功を奏してすぐにツモアガった。「勝つ時ってこうだよな、と思いましたね」と喜びを噛み締めた。

チームの“連投権”について話題が及ぶと、「(第1試合に登板して)連対したら100%行きます!45試合出るのを目標にしているので!」と宣言。勝ち続けることで試合の出場機会を増やし、2度目の優勝へ突き進む心づもりだ。どこまで序盤で貯金を作るか、好調なポイントゲッターの貪欲な姿勢は、ライバルにとっては脅威そのものだ。

第2試合の結果は以下の通り: 1着:KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)4万1700点/+61.7 2着:赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)2万2100点/+2.1 3着:KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)1万8700点/▲21.3 4着:渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1万7500点/▲42.5

10月10日終了時点での成績は以下の通り: 1位:KADOKAWAサクラナイツ +163.4(14/96) 2位:セガサミーフェニックス +163.1(12/96) 3位:KONAMI麻雀格闘倶楽部 +127.4(14/96) 4位:TEAM雷電 +10.6(14/96) 5位:U-NEXT Pirates +7.0(12/96) 6位:赤坂ドリブンズ ▲19.2(14/96) 7位:BEAST X ▲77.6(12/96) 8位:渋谷ABEMAS ▲170.9(14/96) 9位:EX風林火山 ▲223.8(14/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

Mリーグは2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チームは男女混成の4人で構成され、レギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。