新賞レース『THEゴールデンコンビ』:実力派芸人たちがオリジナルコンビで即興コントに挑む
お笑いコンビの千鳥がMCを務めるPrime Videoの新番組『Amazon Original「最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ」』が31日18:00から配信スタートする。この番組では、実力派芸人8組がオリジナルコンビを結成し、最強新コンビ(=ゴールデンコンビ)の座と賞金1,000万円をかけて、様々なお題に即興コントで挑む新たな賞レースが展開される。
この企画・演出を手がけるのは、日本テレビで『有吉の壁』などを制作し、退社後は『名アシスト有吉』(Netflix)、『愛のハイエナ』(ABEMA)、『横道ドラゴン』(DMM TV)など、各配信プラットフォームで新たなバラエティに挑んでいる橋本和明氏(WOKASHI)。橋本氏は、この番組に込めた思いを「熱量」と表現している。
制作陣も「ゴールデンコンビ」を組み、1年半にわたるディスカッションを重ね、コンセプトを固めた。「今までにないお笑い賞レース」「コンビで戦う」「即興で競う」「1組ずつ脱落」といった要素が盛り込まれている。芸人の熱量を引き出すことが目的で、「リアルな熱量がそのまま伝えられる賞レースにしたい」と制作に臨んだ。
脱落の仕組みは、200人の観覧審査員から「一番面白くなかった」と最多票を集めた1組が脱落するというシビアなルールだ。橋本氏は、「芸人さんがめちゃくちゃムキになるフレームで、サバイバル感を出したい」と説明している。
コンビの組み方は、芸人特有のエモーショナルな要素を期待して、プライベートで仲が良いわけではない芸人同士を組ませるシステムを採用。例えば、高比良くるま(令和ロマン)と野田クリスタル(マヂカルラブリー)は、LINEの連絡先も知らないほどだったが、「あの人とやったら面白くなる」という感覚を重視した。
スタジオセットは、総額1億円をかけて『IPPONグランプリ』『ENGEIグランドスラム』などで知られる鈴木賢太氏がデザイン。巨大なLEDとセットの組み合わせで、即興コントの面白さを引き出すことを目指している。
出場者たちの反応は、「胃が痛くなる仕事ですね」というポジティブな評価ではなかったが、MCの千鳥がオープニングトークで会場の雰囲気を和ませ、ハードルを下げたことが功を奏した。千鳥との打ち合わせを重ね、プレイヤー目線のアドバイスを取り入れながらブラッシュアップした。
本番では、各コンビの駆け引きや、出番を自由に決める選択肢が見どころとなっている。例えば、せいや(霜降り明星)と秋山寛貴(ハナコ)は「もう行くぞ!」と腹をくくってトップバッターに名乗りを上げた。各ステージのお題にはバリエーションがあり、コンビによって得意・不得意が生まれ、一気に潮目が変わるのも醍醐味だ。
橋本氏は、「1年半にわたる準備を重ねたが、笑いの実力者たちが飛び込めば、想定通りに進むわけがない」と語り、収録開始3時間時点で「予定不調和のことがたくさんあり、ワクワクする番組になると感じている」と手応えを語っている。
出場芸人は以下の通り:
- 高比良くるま(令和ロマン)&野田クリスタル(マヂカルラブリー)
- せいや(霜降り明星)&秋山寛貴(ハナコ)
- 堀内健(ネプチューン)&屋敷裕政(ニューヨーク)
- 長田庄平(チョコレートプラネット)&じろう(シソンヌ)
- 澤部佑(ハライチ)&真栄田賢(スリムクラブ)
- 平井まさあき(男性ブランコ)&堂前透(ロングコートダディ)
- サーヤ(ラランド)&KAZMA(しずる)
- 津田篤宏(ダイアン)&永野
番組サポーターは林瑠奈(乃木坂46)が務め、全5話で構成される。