橋本和明、『有吉の壁』から独立へ。新たなお笑い挑戦と刺激的なメディア展開
橋本和明さんは、大学時代にコント集団を立ち上げ、その後日本テレビで多くの人気番組を手がけてきました。『有吉の壁』『有吉ゼミ』『マツコ会議』など、数々のヒット番組の企画や総合演出を務め、2023年に日本テレビを退社し、株式会社WOKASHIを設立しました。
大学時代の橋本さんは、東京大学の落語研究会でコントを始め、自身で「ナナペーハー」というコント集団を立ち上げました。また、別役実さんのコントセミナーに通い、台本を書き、漫才も行いました。学園祭でのライブでは、当初20人程度の観客から始まり、最終的には3日間で1000人以上を動員するまでに成長させました。
橋本さんは芸人になる道を諦め、テレビ局の入社試験を受け、日本テレビに入社しました。当初は報道畑で働き始めましたが、人間的な適性から制作現場に配属され、バラエティ番組のディレクターとしてキャリアを積みました。2年目で深夜番組の企画が通り、3年目でディレクターに昇進し、7年目にゴールデンタイムのレギュラー番組を担当するようになりました。
『有吉ゼミ』や『ヒルナンデス!』などの番組を手がけ、12年目で『有吉の壁』というお笑いに特化した番組を担当するようになりました。『有吉の壁』では、芸人さんのリアルなリアクションや即興性を重視し、視聴者にリアルなショーを提供しています。
独立後は、TikTokでのコント番組『本日も絶体絶命。』など、幅広いメディアで活動しています。テレビでの経験が他のメディアでも活きていると感じており、コンテンツファーストの時代に向け、テレビマンとしての可動域を広げることの重要性を強調しています。
橋本さんは、サボることも大切だと考えています。サボることで罪悪感を溜め込み、その後の仕事に集中できるという独自の方法論を持っています。また、サボっている時間に新しいアイデアが浮かぶこともあると述べています。