高千穂遙氏が鳥山明さんの貴重なサイン色紙とネームを公開

SF作家で「スタジオぬえ」の設立者としても知られる高千穂遙氏が、自身のX（@takachihoharuka）で、親交のあった漫画家・鳥山明さんのサイン色紙や貴重なネームを公開しています。

公開された色紙は、「スタジオぬえさまへ」と宛名が書かれた『Dr.スランプアラレちゃん』のアラレちゃんのイラストで、1980年10月1日付のもの。これは『Dr.スランプアラレちゃん』の連載がスタートした年のもので、高千穂氏は「これでデビュー2年後の人の44年前の絵ですよ。いやあ、あらためて鳥山さんの才能に、背筋がぞわぞわしちゃいました」とコメントしています。

色紙の美しさに、Xユーザーからは「色ムラが無いのでさすがにイラスト部分は印刷ですよね？」というコメントも寄せられました。しかし、実際には印刷ではなく手塗りであることが判明。高千穂氏は色紙を接写し、わずかに塗りムラとはみ出した部分があることを示し、その手塗りの技術に驚きの声が上がりました。

さらに、高千穂氏は鳥山さんから譲り受けたネームも次々と公開しています。これらのネームは、没になったものでも、メリハリのある作画、キャッチーな展開とビジュアル的な楽しさがあり、「漫画」として十分成立している内容です。Xユーザーからは「原稿はどんなクオリティになってしまうのか…」「これだけ描けてて没なんですか…」と感嘆の声が寄せられています。

2024年3月8日、世界中が悲しみに包まれた日。鳥山さんが死去したことが発表された際、高千穂氏は「ドラゴンボールが実在するのなら、何があっても7個集めたい。心から、本当に心からご冥福をお祈りします」とコメントし、深い関係性を示しました。高千穂氏のようなレジェンドが、鳥山さんの知られざる仕事やエピソードを明かしてくれることは、ファンにとって非常にありがたいことです。

近年、人気漫画家のサイン色紙や原画がオークションに出品された際の価格は高騰の一途をたどっています。高千穂氏は鳥山さん以外にも多くのレジェンドたちの色紙を大切に保管しており、その資産価値は計り知れません。しかし、それよりも、今後も「お宝」が公開されていくことを楽しみにしたいものです。

高千穂氏のXアカウントでは、今後も鳥山さんに関する貴重な情報を期待できます。ファンにとっては、こうした貴重な資料が公開されることで、鳥山さんの作品や人生についてより深く理解できる機会が増えることでしょう。