佐藤允彦、新作ソロ・ピアノアルバム『Palladium Explosive』で過去と未来を繋ぐ
ジャズ・ピアニストの佐藤允彦が、ソロ・ピアノ集『Palladium Explosive』を11月20日にリリースします。本作は、代官山の喧騒を離れた猿楽橋の小さなジャズ・バー「LEZARD」で2023年1月9日、10日、4月3日に録音されました。LEZARDでは、30周年を機に新しいピアノが導入され、低音が伸び、高音が輝き、大きくパワーアップしています。
佐藤允彦は、自作曲の数々とモーリス・ラヴェル、セロニアス・モンクのカヴァーを演奏しています。アルバムには、「Palladium Explosive」や「Salamander」、「Moth Ball」、「風紋」、「Epistrophy」、「Bamboo Shoots」など、長いキャリアから紡がれる名曲が収録されています。これらの曲は、美しく立体的なピアノの音色で味わうことができます。
佐藤允彦は、名曲「パラジウム」の現在形も含め、過去と現在を繋ぎ、未来まで俯瞰する作品として本作を完成させました。このアルバムは、彼のキャリアを代表するソロ・ピアノ集となっています。佐藤自身は、この作品で過去と決別できるのか、という問いを投げかけています。