スペイン代表監督、ロドリ&カルバハルの長期離脱にクラブの責任を指摘「代表チームではプレー時間の管理は困難」
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、クラブが選手たちを休ませるべきだと主張した。今夏のEURO2024で優勝を果たしたスペイン代表だが、新シーズンが始まってから主力選手が相次いで離脱している。マンチェスター・シティのロドリは前十字靭帯断裂と半月板損傷の重傷を負い、レアル・マドリーのダニ・カルバハルも膝の靱帯断裂で長期離脱を余儀なくされている。
これらの負傷の原因の一つとして、近年問題となっている過密日程が挙げられている。デ・ラ・フエンテ監督は12日のデンマーク戦を前に、「我々は全員のプレー時間を管理しないといけないが、代表チームでは困難だ」と述べた。さらに、「1年間70試合でコーチをするのならプレー時間を管理することは簡単だが、私には1カ月に2試合しかなく、すべてを予選突破のために戦っている。代表チームの試合は3.5%に過ぎないというFIFAの調査もある。だから、プレー時間を管理する責任が代表チームにあるとは思わない。選手たちとより多くの時間を過ごす者にその責任があるべきだ」と自身の考えを説明した。
また、デ・ラ・フエンテ監督は今回のインターナショナルブレイクで多くの負傷者を抱える中、他の選手たちにとってのチャンスでもあると主張した。「(選手の負傷は)フットボールの醜い部分だが、他の選手たちにとってのチャンスだ。今、彼らには彼ら自身を証明するためのチャンスがある。彼らは良い選手たちだ。我々はやるべきことをやる。それは国を代表するために競争力のあるチームを作ることだ」と述べた。
さらに、デ・ラ・フエンテ監督は選手たちの健康を管理していると強調し、「負傷者が多い理由を推測することができるが、さまざまな要因が混ざり合っている。試合数やフィジカルコンディション…。関係者すべてが話し合い、解決策を見つけないといけない」と語った。