【U-19日本代表のアジアカップ予選評価】中川育ら4人A評価、ハットトリック達成で注目
U-19日本代表はU-20アジアカップ予選(U-20ワールドカップの1次予選)に挑み、2勝1分の成績でグループ首位通過を決め、本大会の出場権を獲得した。中1日の過密日程や寒暖差に少なからず苦しんだが、初戦のトルクメニスタン戦では2-0、続くミャンマー戦では6-0で連勝を飾った。最後のキルギス戦は1-1のドロー決着となった。
選手個々のパフォーマンスについて評価すると、GKの後藤亘と荒木琉偉は安定したプレーを見せ、B評価を獲得した。DFの髙橋仁胡はスプリント能力和正確な左足で好機を演出し、A評価を獲得。本間ジャスティンは初戦で苦戦したものの、続く試合では活躍し、B評価となった。喜多壱也は正確なフィードで攻撃の起点となり、B評価を獲得した。
MFの佐藤龍之介は1.5列目のポジションで後方からストライカーをバックアップし、B評価を獲得。中川育は確実に決定機を仕留め、2戦目ではハットトリックを達成し、A評価を獲得。廣井蘭人はキレのあるドリブルと正確なパスで2ゴール・2アシストの大暴れを見せ、A評価を獲得した。
FWの神田奏真は3戦3発と決定機を確実に仕留め、B評価を獲得。横山夢樹は一瞬のスピードで相手を置き去りにするドリブルで攻撃の切り札として機能し、A評価を獲得した。
監督の船越優蔵は世代別代表のコーチ時代の蓄積を活かし、中1日の過密日程を乗り切ったが、最終戦の引き分けは反省点となった。それでも、今予選は実りあるものになったと評価されている。