「復帰は難しい」ジャングルポケット斉藤の性暴行事件でテレビ業界が一致する2つの理由
10月7日、お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二(41)が警視庁に不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検され、同日午後、所属していた吉本興業から契約解除された。
斉藤の容疑は今年7月、東京都新宿区内に停まっていたロケバス内でタレントの女性に性的暴行を加えた疑い。当時、車内には斉藤と被害女性の2人しかおらず、女性からの相談を受けた警視庁が本人から事情を聞くなどして捜査を進めていた。
調べに対して斉藤は「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」などと供述。一方の被害者の女性は「許すことは絶対にできません」と話している。
10月8日にはジャンポケの相方の太田博久(40)とおたけ(41)が声明を発表。太田は「17年間、皆様に笑いを届けるために3人で頑張ってきましたが、このような形で応援してくださる皆様を裏切る事になってしまったことが本当に悔しく、やりきれない思いでいっぱいです」と、おたけは「なんでこんな事になってしまったのか、強い苛立ちと悲しみが込み上げています」と斉藤への怒りや悔しさをにじませた。
10月9日には被害女性が弁護士を通じて声明を発表。「今年の7月に斉藤氏から性被害に遭いました。そのことで心身ともに深く傷つきました。その傷は今も癒えていません」と述べ、ネット上でのいわれのない中傷や本人を特定するような動きがあると指摘。さらに「斉藤氏の家族から私に『行為があった』と、まるで私に非があるかのような事実と異なるコメントが出されたことが、それに拍車をかけています」と綴った。
多くのテレビマンは斉藤の復帰は「極めて厳しい」と見ている。不祥事を起こした芸人が復帰する例は少なくないが、斉藤の場合は行為がロケバス内で行われたことや、過去の女性トラブルと借金の問題が重なり、復帰のハードルが非常に高いと指摘されている。
相方の太田とおたけも、斉藤を見限っているとみられる。昨年8月と9月にも不倫が報じられ、借金の問題も知られていたことから、今回の一件には呆れ果てているとみられる。
吉本興業が契約を解除したのは、ロケバスでの行為に加え、悪質な借金癖が問題視されたからだという。斉藤の復活は、多くのテレビマンが見込んでいない状況にある。