【韓流】Netflix『戦と乱』:カン・ドンウォンら豪華キャストが描く16世紀末の朝鮮戦乱の物語
Netflixの映画『戦と乱』が独占配信中devil。この映画は配信開始早々に人気ランキング入りするなど、多くの注目を集めている。カン・ドンウォン、パク・ジョンミン、チャ・スンウォンら豪華キャストが出演し、アクション活劇として話題となっている。また、今月開催の第29回釜山国際映画祭のオープニング作品にも選ばれた。
『戦と乱』は16世紀末の朝鮮王朝時代を舞台に、豊臣軍の侵攻という戦乱の世を描く。主人公のチョンヨンは、奴婢出身ながら最高の剣術遣いへと成長した人物で、カン・ドンウォンが演じる。カン・ドンウォンは『義兄弟 SECRET REUNION』『華麗なるリベンジ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』などの作品で知られるトップ俳優だ。
一方、名門一族の跡取り役を演じるのは『地獄が呼んでいる』のパク・ジョンミン。彼は『空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~』で主要映画祭の新人賞を総なめにし、その後も『それだけが、僕の世界』『ただ悪より救いたまえ』など、高い評価を受けている万能型俳優だ。
2人は、名門一家の若様とその小間使いという主従関係でありながら、友情を育んでいた。しかし、戦乱の中で敵同士となって再会する姿が描かれ、その演技力と物語の展開が注目を集めている。
共演者も豪華な面々が名を連ねる。民を捨てて逃げた国王・宣祖役には、『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』などで日本でも人気のチャ・スンウォン。その他、義兵役には『財閥家の末息子~Reborn Rich~』のキム・シンロク、『悪の心を読む者たち』のチン・ソンギュが出演。冷酷な日本の武将には、『ザ・グローリー~輝かしい復讐~』のチョン・ソンイルが扮する。
この映画では、奴婢のチョンヨン、両班のジョンニョ、君主の宣祖、両班出身の義兵長ジャリョン、中人出身の義兵ポムドン、そして日本の武将・吉川など、戦争に巻き込まれた全ての人物の姿が描かれ、混乱のなかで新しい世を夢見た民の物語にも注目が集まる。
『戦と乱』は、『オールド・ボーイ』『別れる決心』などで知られる名匠パク・チャヌク監督が製作と脚本に参加し、『ミッドナイトFM』『ザ・テノール 真実の物語』のキム・サンマンが演出を担当している。
ストーリーは、幼い頃、兵曹判書の嫡男ジョンニョ(パク・ジョンミン)家に連れてこられた奴婢チョンヨン(カン・ドンウォン)。武芸が苦手なジョンニョの身代わりに兵判から棒で叩かれるのがその役割だった。毎日稽古を眺めているうちに、コツをつかんだチョンヨンは、ジョンニョに剣術を指南し、やがて稽古相手を務めるようになる。成人しても武科挙に落ち続けるジョンニョになりすまし、首席で合格してみせたチョンヨンだったが、そのことが2人の運命を大きく変えてしまう。
朝鮮半島には、豊臣軍の侵攻による戦の火の手があがる。王が城から脱出し、民を捨て逃げたことを知った民は怒り、景福宮に火をつけてしまった。一方、キム・ジャリョン(キム・ソンギュ)、ポムドン(キム・シンロク)らは、義兵として立ち上がる。
Netflix映画『戦と乱』は現在、Netflixで独占配信中。韓国、128分。監督はキム・サンマン、脚本はシン・チョルとパク・チャヌク。出演者はカン・ドンウォン、パク・ジョンミン、チャ・スンウォン、キム・シンロク、チン・ソンギュ、チョン・ソンイル。