本田望結、9年ぶり映画主演「カーリングの神様」で青春描く「オフの日も練習、自信を持って届けられます」
女優の本田望結(20)が主演を務めた映画「カーリングの神様」で、女子高生たちの青春を描くカーリングに挑戦した。カーリングの練習には1か月以上を費やし、「難しいスポーツだと思っていたので、気合が入りました。演じていて楽しかった」と振り返った。
Hondaは、この映画が「ポプラの秋」以来約9年ぶりの主演作品。台本を手にした時から物語に引き込まれ、「カーリングをテーマにした、こんなにいい映画に携われるのがうれしくって」とオファーを受けた当時の思いを語った。
映画は、長野県御代田町にある日本最古の老朽化したカーリング場を舞台に、本田が女子高生・香澄を演じる。撮影に際しては、スケートの練習で使用しているリンクでカーリングの特訓に励んだ。特に試合のシーンでは、「毎日気合を入れて、練習しました」と充実した表情を浮かべ、「まとめて撮影するのではなく、毎日少しずつカーリングのシーンの撮影をしてくださったので負担はなく、やりやすかった」と感謝を口にした。
最初はカーリングのルールもほとんど知らない状態だったが、「専門用語を説明するシーンもあったので、しっかり理解するためにアドリブで用語を言えるくらい勉強しました」と明かした。本田は「カーリングの選手が見ても納得できる映画を作り上げたい」と意気込んでいたという。
完成した作品については、「自信を持って届けられます。カーリングのリアルが描かれているので、作品を見て選手の皆さんがどんな感想を持たれるかがとても楽しみ」と述べた。
本田は今年、フィギュアスケートを現役引退した姉・真凜(23)と、同じ事務所に所属する妹の紗来(17)と“本田3姉妹”として注目を浴びている。今後の目標は「フィギュアスケートを取り上げた作品に出ること」だと語る。「フィギュアスケートを舞台にするのは難しいと思うけど、この作品をやって、さらにその思いが強くなりました。この映画を見て、やる気が出たり、何かに挑戦したいという思いが芽生えると思うので、世代を問わず多くの方に見てもらいたいです」
Hondaは4歳で芸能界デビューし、6月で20歳となった。「大変なシーン、つらいシーンがあっても最後には演じる楽しさがある。本当にお仕事が楽しい」とほほ笑んだ。日テレ系のドラマ「家政婦のミタ」で次女役の希衣を演じたことが大きな転機となった。「今でも『希衣ちゃん』と呼ばれるのはすごいことだと思っています。そんな方々に『希衣ちゃんってこんな役柄もできるんだ』と驚いてもらえるように頑張りたい」と語った。
同作は、映画館で絶対に見たいそうで、「お友達の笹野高史さんと行きたいです」と声を弾ませた。「二人で映画に行ったことはないけど、映画デートしたいですね。自分が出演している映画は、何回も見に行っちゃうと思います。その日が楽しみです!」