『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映記念舞台あいさつとその歴史
アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映記念舞台あいさつ
20日、アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の特別版上映記念舞台あいさつが行われ、声優の保志総一朗、三石琴乃、桑島法子、福田己津央監督が登壇した。このイベントには、キラ・ヤマト役の保志総一朗、マリュー・ラミアス役の三石琴乃、アグネス・ギーベンラート役の桑島法子が参加した。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、『ガンダム』シリーズの劇場版で歴代最高の興行収入を記録した作品。この日が初めての舞台あいさつ参加となった三石琴乃は、「盛り上がっているなと感じていた。興行収入は役者には正直ピンと来ないですよ…。数字が大きすぎちゃって」と正直な感想を述べた。続けて、「だったら役者でおいしいものを食べたり、旅行にご招待とか…。打ち上げもやってないし、そういうのをしたいな!」と笑顔でお願いした。
福田己津央監督は、「やる予定ではいるんですけど、みんなの予定が合わない」と説明したが、三石は「まだ問い合わせが来てないですよ」と苦笑い。福田監督は「松竹さん、どうなんですか?」と確認すると、スタッフは大慌て。三石は「頑張れ、松竹!」とキュートな声でお願いしていた。
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの歴史
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月から全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整が行われた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍に分かれて戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。
この作品は、これまでのファン層に加え、多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を記録。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、「新世代のガンダムシリーズ」として一世を風靡した。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の成功
2004年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。
劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリー
シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開される。5月に全国的な上映が終了し、興行収入49億円、動員290万人を突破した。
その後、「期間限定の特別版」として500カット以上の本編映像をアップデートし、第1弾は20日から10月3日まで、第2弾は11月1日から11月14日まで再び劇場で上映される。第1弾、第2弾で異なるエピローグカットが追加される。
この特別版の上映は、ファンにとって待望の機会であり、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの魅力を再確認する絶好の機会となること間違いなし。