「オーバーロード」劇場版初日舞台あいさつ、豪華キャストが語る10年間の歴史と新たな冒険

「オーバーロード」劇場版初日舞台あいさつ、豪華キャストが語る10年間の歴史と新たな冒険

劇場版「オーバーロード」聖王国編 初日舞台あいさつに豪華キャストが登壇

20日、都内で『劇場版「オーバーロード」聖王国編』の初日舞台あいさつが行われ、アインズ役の日野聡、アルベド役の原由実、デミウルゴス役の加藤将之、ネイア役の青山吉能、レメディオス役の生天目仁美、シズ役の瀬戸麻沙美が登壇した。

映画上映後、満員の観客の前に立った日野は、アニメシリーズが始まってからの10年間を振り返りながら、「今回は『オーバーロード』の完全新作ということで、いつも愛してくださっている方への感謝の気持ちを込めてつくりましたので、こうやってお届けできるのが感慨深いです」とあいさつした。原も公開前日の公開直前番組や週末の舞台あいさつツアーなど、『オーバーロード』関連のイベントが連日のように行われることに触れ、「楽しいことが目白押しで、10年経っても皆さんとこんなに楽しい時間が過ごせるなんて、本当にしあわせです」と笑顔を見せた。

本作がシリーズ初の劇場版ということもあり、この日はキャスト陣に向けて「お初のことを告白」という質問が行われた。まず加藤が、「劇場版作品のエンドロールで、自分の名前がクレジットの最後に来るというのが、自分の目標であり、憧れだった」と発表。その夢が『オーバーロード』でかなえられたことに喜びを表現した。

続いて日野が、「今年46歳になったんですが、ついにきまして……老眼です」と告白し、会場は大いに沸いた。もともと目は良かったという日野だが、老眼鏡をかけてみて、どうやったら見えるのかを楽しみながら探る日々だったという。これに対して加藤は、ベテラン声優が台本を前後させながらピントを合わせることは声優あるあるだと語り、老眼話で盛り上がるキャスト陣。若手の驚きに対して日野も「いつか来るよ」と笑ってみせた。

一方、原は現在東京ソラマチで開催中の『オーバーロード展』で、原作者の丸山くがねと偶然に遭遇したことを報告。そこで丸山と一緒に展示をまわり、原作者直々の解説を聞きながら鑑賞し、フォトスポットでは丸山がカメラマンとなって写真を撮影してもらう機会に恵まれたという。この夢のようなサプライズを振り返り、「本当にしあわせな『オーバーロード展』でした」としみじみと語った。

さらに、青山は「おとといくらいから巨大な口内炎ができて、人生ではじめて口内炎の薬を買いました」と語り、生天目も「オンラインゲームで、年齢も性別も分からない、知らない人とはじめて一緒にゲームをやって楽しかった」と、それぞれの「お初」を発表。最後に瀬戸が「農業のゲームをやっているんですが、気付いたら7時間もやってしまって、目がバキバキになってしまいました」と笑顔で報告した。

『オーバーロード』は、丸山くがねによる大人気ノベルを原作とし、シリーズ累計1400万部を突破している。本作は、その原作を基にしたアニメシリーズ初の完全新作劇場版『劇場版「オーバーロード」聖王国編』として、多くのファンの期待を胸に公開された。

『オーバーロード』の魅力と今後の展開

『オーバーロード』は、MMORPG「イマジナリーオンライン」のプレイヤーが、ゲームの世界に閉じ込められ、自身のアバターとして生きることを余儀なくされるという設定から始まる。主人公のアインズ・ウール・ゴウンは、ゲーム内の最強ギルド「安息のアインズ・ウール・ゴウン」のリーダーとして、現実世界では内気な中年男性だった彼が、ゲームの世界では圧倒的な力を持つ存在となる。

本作の魅力は、その独特の世界観と、キャラクターたちの深みにある。アインズの周囲には、彼を慕うナザリック地下大 Tomb のナザリック地下大墳墓の住人たちがおり、それぞれが独自の個性と背景を持ち、物語を豊かにしている。また、アインズが現実世界とゲーム世界の境界を越えて成長していく姿は、多くのファンの心を捉えている。

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』では、アインズが聖王国を舞台に新たな冒険を繰り広げる。聖王国は、『オーバーロード』の世界で重要な舞台の一つであり、その政治や文化、人々の生活が詳細に描かれている。本作では、アインズが聖王国の政治に介入し、その力と知恵を駆使して新たな敵と対峙する様子が描かれ、シリーズファンだけでなく、新規の観客にも魅力的な内容となっている。

キャストの熱い思い

舞台あいさつでは、キャスト陣の熱い思いが伝わった。日野は、「10年間、『オーバーロード』に関わることができて、本当に感謝しています。今回の劇場版は、ファンの皆さんへの感謝の気持ちを込めて作りました。ぜひ、楽しんでください」と語り、観客の期待に応える姿勢を示した。

原も、「10年経っても、『オーバーロード』の魅力は衰えることなく、むしろ深まっています。アルベドを演じることができて、本当に幸せです。これからも、皆さんと一緒にこの作品を楽しんでいきたいと思います」と、作品への愛を語った。

加藤は、「デミウルゴスを演じることができて、本当に光栄です。劇場版で、彼の新たな一面を見ることができて、とても嬉しいです。皆さんも、ぜひ劇場でその魅力を感じてください」と、キャラクターへの愛情を表現した。

青山は、「ネイアを演じることができて、本当に幸せです。彼女の成長と、アインズとの関係性が、今回の劇場版でも重要なポイントとなっています。ぜひ、注目してみてください」と、キャラクターの成長に注目を促した。

生天目は、「レメディオスを演じることができて、本当に光栄です。彼女の勇気と、アインズとの対立が、物語のスパイスとなっています。皆さんも、ぜひ劇場でその熱い展開を楽しんでください」と、キャラクターの魅力を語った。

瀬戸は、「シズを演じることができて、本当に幸せです。彼女の優しさと、アインズへの信頼が、物語を温かく包んでいます。ぜひ、皆さんもシズの魅力を感じてください」と、キャラクターの優しさに触れ、観客へのメッセージを送った。

今後の展開と期待

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』の公開は、『オーバーロード』シリーズの新たな一歩となる。今後も、アニメやゲーム、ノベルなど、様々なメディアで展開が期待される。ファンの皆さんにとって、本作は新たな冒険の始まりであり、『オーバーロード』の世界をさらに深く楽しむ機会となることだろう。

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』は、10年間の歴史と、多くのファンの愛を胸に、新たな物語を描き出す。ぜひ、劇場でその魅力を堪能していただきたい。

まとめ

『劇場版「オーバーロード」聖王国編』の初日舞台あいさつは、豪華キャスト陣の熱い思いと、ファンへの感謝の気持ちが伝わる素晴らしいイベントとなった。本作は、シリーズ初の劇場版として、多くのファンの期待に応える内容となっている。アインズとその仲間たちの新たな冒険を、ぜひ劇場で楽しんでいただきたい。