宮田笙子、涙の復帰戦でチームを優勝に導く—国民スポーツ大会で五輪辞退後の初出場

宮田笙子、涙の復帰戦でチームを優勝に導く—国民スポーツ大会で五輪辞退後の初出場

パリ五輪代表を辞退した体操女子の宮田笙子(19=順天堂大)が、9月7日に行われた国民スポーツ大会の体操成年女子で復帰戦を果たしました。宮田は福井県選手団の一員として出場し、5月のNHK杯以来の実戦でチームを優勝に導きました。

復帰戦では涙があふれ、特に跳馬のウォーミングアップ中から感情が込み上げてきた様子でした。しかし、演技中は集中し、見事な着地を決め、平均台や得意の床でも持ち前のダイナミックな演技を披露しました。最後の床演技を終えた後には嗚咽し、涙を流しながらチームメートと抱き合いました。

京都市出身の宮田は福井・鯖江高校出身で、今回福井県の成年女子代表として出場。彼女は飲酒・喫煙問題でパリ五輪代表を辞退しましたが、先月から練習を再開し、今回の大会で見事な復帰を果たしました。