高畑淳子、ドラマ「白い巨塔」での秘話を明かす――2つの役が提案されていた過去

高畑淳子、ドラマ「白い巨塔」での秘話を明かす――2つの役が提案されていた過去

女優の高畑淳子が11日、フジテレビ系の番組「ぽかぽか」に出演し、自身のキャリアを振り返るエピソードを披露した。その中で、高畑の代表作ともいえるドラマ「白い巨塔」に出演が決まった経緯について、驚きの裏話を明かした。

高畑はかつて、TBSドラマ「3年B組金八先生」に出演が決まり、家を購入するためにローンを組んだものの、ドラマの急な打ち切りにより「半年無職」の状態に陥ったと語った。理由は明かさなかったものの、「子どもの塾も辞めさせ、どうやって生活を続けるか悩んでいた時期に、事務所から無名の役でも良いから出てほしいと提案され、役名がないエキストラでもなんでも受け入れていた」と笑いながら語った。そんな困難な時期、高畑の元に「白い巨塔」の出演オファーが舞い込んだ。

「『内科と外科、どっちで出ますか?』と聞かれ、私は迷わず『たくさん出る方で!』と答えたんです。それで出演が決まって、なんとかこの困難を乗り切ったんです」と高畑は感謝の思いを込めて語った。結果的に、彼女は大ヒットドラマ「白い巨塔」で外科部長の妻という重要な役を演じ、視聴者の心に強く印象を残した。

さらに高畑は、もし「金八先生」の出演が続いていたなら、「白い巨塔」に出演することはなかっただろうとしみじみ語り、その運命的な巡り合わせに感謝の念を示した。

そしてドラマが安定してきた頃、高畑は更年期の症状に悩まされたと振り返る。「撮影中、他の女優たちが寒がる中、私は汗が止まらず、化粧がどんどん崩れてしまった」と笑いながら語り、その後ホットフラッシュに対する試行錯誤の日々が続いたことを明かした。「白い巨塔」撮影時は、役と更年期の症状との二重の戦いだったと振り返り、女優としてのタフさを示した。