伊藤沙莉、NHK連続テレビ小説「虎に翼」最終週へ、主人公・佐田寅子への思いを語る
女優の伊藤沙莉が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」の最終週を前に、主人公・佐田寅子への思いを語った。
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人で後に裁判官となる三淵嘉子さんをモデルにした物語。伊藤沙莉は、半年間主人公の佐田寅子を演じ続け、「セリフに書かれている以外の部分で『この人、本心ではどう思っていたろう?』と考える時間がとても多かったです。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました」と、寅子と自身を重ね合わせつつ、「寅子でいられて、本当に幸せでした」と、万感を込めて振り返った。
昨年9月から約11カ月に及ぶ撮影も充実していたという伊藤。「とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができて、本当に良かったと改めて思います。撮影していた頃に戻りたいです」と、笑顔で語った。
物語の完結に向けて、伊藤は視聴者へ向けて次のように呼びかけている。「私自身もそうですが、登場人物を通して様々な考えを見聞きしながら、『この考え方も面白い』『これは初めての感覚だな』などと感じていただけたのではないでしょうか。この作品がみなさんに、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」と、視聴者への感謝と期待を込めた言葉を述べた。
「虎に翼」は、主人公の佐田寅子が、女性として、そして弁護士として、社会の壁を乗り越えて成長していく姿を描いた感動の物語。最終週では、寅子がどのような決断を下し、どのような未来を築くのか、視聴者の注目が集まっている。