福本ヒデ、石破シゲル再演で新挑戦:ザ・ニュースペーパーの自民党総裁選後の舞台

福本ヒデ、石破シゲル再演で新挑戦:ザ・ニュースペーパーの自民党総裁選後の舞台

福本ヒデが石破シゲル役で再び登場

27日、横浜市内で行われた公演に、社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の福本ヒデが出演し、石破シゲル役を演じました。自民党総裁選が終わってからわずか3時間後というタイミングで、福本は首相らしい振る舞いを見せて会場を沸かせました。

楽屋でのパニック

開演前の楽屋は、福本にとって少し混乱した状況でした。これまでノダ、ハトヤマ、アソウ、アベと4人の総理大臣を演じてきた彼は、「こんなことってあるんですか。てっきり高市さんの空気でしたからね。今日は決選投票に進めなかった場合を想定して」ネタを考えていたものの、状況は一転しました。

石破シゲル役の再演

公演が始まると、司会者が「先ほど新総裁になられたばかりの、石破シゲルさんがご到着されました」と紹介。福本はのっしのっしとゆっくり歩き、独特の表情と話し口調で登場しただけで、会場は笑いと拍手に包まれました。しかし、問題はこれからです。

演じ方の変化

「あくまで首相にならない人というイメージでつくってきたので。意図的にかなりデフォルメしてやってきました。頬に綿を詰めたり、背広の下にパーカー着たり。かつらは20年くらいずっと同じですから」と福本は語ります。「自民党の動きからしばらく目が離せませんが、今日からラーメンばかり食べて太った方がいいのでしょうか。かつらは今の髪の量に似せようか。一気に注目度が増すだけに悩みますね」。福本のこだわりから、石破シゲル像がどのように変化していくか注目されます。

他の役者たちの反応

その隣では、総裁選8位に終わった河野タロウ役の山本天心が「前回は決選投票までいったのに。これほどとは。でもザ・ニュースペーパー的には特需ですね」と笑顔でコメント。山本はこれまでスガ首相も演じており、「総理大臣が短命かそうでないかで僕たちが演じる人物の完成度もずいぶん変わります」と語りました。

茂木トシミツ役の安堵

同6位だった茂木トシミツ役の土谷ひろしは、「河野さんより順位が上でよかった」と安堵感をにじませていました。彼の演技も会場を和ませ、公演は大盛り上がりとなりました。

結び

「ザ・ニュースペーパー」のメンバーたちは、自民党総裁選の結果を受けて、それぞれの役柄をどのように演じていくか、新たな挑戦に臨んでいます。福本ヒデの石破シゲル役がどのように進化していくか、今後の公演にも注目が集まります。