メッツ、ワイルドカード争いに暗雲:ブリュワーズ戦敗北とアルバレス負傷の影響

メッツ、ワイルドカード争いに暗雲:ブリュワーズ戦敗北とアルバレス負傷の影響

メッツ、ブリュワーズに敗れワイルドカード争いに暗雲

日本時間9月28日、ニューヨーク・メッツは敵地アメリカンファミリー・フィールドでミルウォーキー・ブリュワーズとの3連戦をスタートさせた。しかし、この初戦は先発のショーン・マナイアが役割を果たせず、熾烈なワイルドカード争いの中で痛い1敗を喫した。

試合は初回からメッツに不利な展開となった。マナイアがピンチを招き、リース・ホスキンスに先制の26号グランドスラムを被弾。これによりメッツはいきなり4点のビハインドを背負うこととなった。2回裏にはブライス・トゥラングのタイムリー二塁打でさらにリードを広げられ、メッツは苦しい展開が続いた。

3回表、メッツはマーク・ビエントスの27号2ランホームランで反撃の糸口を見出した。しかし、4回裏にジャクソン・チョーリオのタイムリー内野安打で追加点を奪われ、マナイアは4回途中で7安打6失点(自責点5)でノックアウトされた。この敗戦により、マナイアは今季6敗目(12勝)を喫した。

6回裏にはブリュワーズが1点を追加し、8回表にメッツは2点を返したが、8回裏にゲーリー・サンチェスの11号ソロホームランでダメ押しされ、最終的に4対8で敗れた。

この敗戦により、メッツはワイルドカード争いのライバルであるアトランタ・ブレーブスと87勝71敗で並ぶこととなった。メッツとブレーブスは日本時間9月26~27日に予定されていた直接対決の2試合が悪天候で延期となり、日本時間10月1日にダブルヘッダーが組まれている。このダブルヘッダーでワイルドカード争いが決着する可能性が高まっている。

メッツは今季ブレーブスとの直接対決11試合で5勝6敗と、直接対決の成績で劣っている。そのため、ダブルヘッダーで連勝し、直接対決の成績を逆転させることが絶対的な条件となる。少しでもリードした状態で最後のダブルヘッダーを迎えたいところだ。

また、試合中には正捕手のフランシスコ・アルバレスが背中の痛みで途中交代するというアクシデントも発生した。アルバレスの状態は今後の試合にも影響を与える可能性が高いため、チームにとって大きな懸念材料となっている。

メッツは今後、ワイルドカード争いでの優位性を確保するために、残りの試合で全力を尽くすことが求められている。特に、直接対決のダブルヘッダーでの勝利がカギとなる。チームの士気を高め、最後まで諦めずに戦う姿勢が、ワイルドカード進出への道を切り開くことだろう。