ドジャースを苦しめるタティスJr.、伝説のゲーリッグに並ぶ活躍 PS5試合4本塁打無三振、マチャドの走塁IQ絶賛
パドレスの主砲フェルナンド・タティスJr.が、ドジャースを崖っぷちに追いやった。現地時間10月8日(日本時間9日)に行われたパドレスとドジャースの地区シリーズ第3戦で、パドレスは6-5で勝利し、リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。
この日「2番・右翼」で先発出場したタティスJr.は2回、二死一塁の場面でドジャース先発のウォーカー・ビューラーのストレートを左翼席に運び、2ランを放った。これはポストシーズン4本目の本塁打で、第2戦に続いて2試合連続のマルチホームラン。ポストシーズンでは16打数10安打、打率.625、7打点と大暴れしている。
米データ会社『Opta STATS』によると、タティスはポストシーズンの5試合で4本塁打を放ち、三振は一度もない。MLBの歴史上、ポストシーズンの5試合で4本以上のホームランを打ち、三振を喫しなかった唯一の選手は、1928年から1932年にかけて活躍したルー・ゲーリッグだ。タティスはヤンキースの伝説的な強打者と並んだ。
この試合、ドジャースは2番のムーキー・ベッツがポストシーズン初安打となる1号ソロで先制したが、2回にパドレスが6点を入れて逆転。マニー・マチャドの巧みな走塁プレーが功を奏し、ダブルプレーを阻止して得点を重ねた。3回にはテオスカー・ヘルナンデスに満塁弾を浴びたが、後半はリリーフ陣が踏ん張り、ドジャース打線に得点を許さなかった。
タティスはマチャドの走塁について「マニーはゲームの中でも最高のIQの持ち主の一人であり、我々はそれを適切なタイミングですべて発揮した」とコメントした。
パドレスは本拠地でリーグ優勝決定シリーズ進出を決められるか。絶好調の主砲とともに、チームは「BEAT LA!」を狙っている。