大谷翔平、地区優勝の余韻冷めやらず、三冠王への挑戦続く

大谷翔平、地区優勝の余韻冷めやらず、三冠王への挑戦続く

大谷翔平、地区優勝の余韻冷めやらずも絶好調を維持

地区優勝のシャンパンファイトから一夜明けた27日、デンバーでの試合で大谷翔平選手の神経は依然として研ぎ澄まされていました。祝勝会の後、空路で遠征地に到着したのは午前4時を過ぎており、睡眠時間の確保が困難な状況にありましたが、打席に立つといつもの大谷選手の姿が戻っていました。

この日の試合では、6回に54号3ランホームランを含む4安打4打点を記録。サイクル安打にあと三塁打という固め打ちに、敵地のスタンドからはMVPコールが起こりました。大谷選手の活躍は10試合連続安打を含む、6安打1回、4安打2回、3安打2回、2安打1回と、打率.565(46打数26安打)、7本塁打、22打点の絶好調ぶりを示しています。

試合後のロバーツ監督は、「そんな選手は見たことがない」と舌を巻き、米メディアからも好調過ぎる状態を心配する質問が寄せられました。しかし、ロバーツ監督は「私は彼を信頼している。彼は今やっていることを続けているだけだ。今の彼に心地よさを感じているよ」と力強く答えると、報道陣の笑いを誘いました。

残り2試合となった大谷選手の成績は、打率.309でリーグ2位。1位のアラエス(パドレス)は打率.314で、わずか4厘差となっています。本塁打と打点では独走している大谷選手の逆転三冠王が注目されています。ロバーツ監督は笑みを浮かべながら、「アラエスをチェックしたけど、残念ながら2安打して4厘差(途中経過)になったね」と述べ、報道陣の笑いを誘いました。

その後、ロバーツ監督は「試合経過はそれほど見ていないけど、選手の個人成績はチェックしている。個人的には三冠を達成できると思う」と語りました。大谷選手本人とは記録の話はしたことがないことを明かし、「彼は近いことは気付いているとは思う。今日の試合で200安打にも近づいた。どれも達成可能なところにいる。彼はそれを認識していると思う」と続けました。

残り2試合。最後の最後まで目が離せない状況となっています。ロバーツ監督は「もちろん、彼は出場するよ」と断言し、大谷選手の活躍に期待を寄せています。大谷選手の今後の活躍が、野球ファンの注目を集めること間違いなしです。