大谷翔平、54号3ラン含む4安打4打点でドジャース3連勝に貢献
ドジャース・大谷翔平、54号3ラン含む5打数4安打4打点1盗塁の大活躍でチーム3連勝に貢献
2024年9月27日(日本時間28日)、コロラド・ロッキーズとのアウェイゲームで、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が「1番・DH」で先発出場し、5打数4安打4打点1盗塁の大活躍を披露しました。この試合で大谷は、54号3ランホームランを含む4安打を放ち、チームの11-4の勝利に大きく貢献しました。
初回の第1打席
試合の初回、大谷はロッキーズの先発投手、クワントリルの初球、外角高めの94.7マイル(約152.4キロ)のシンカーに手を出し、遊ゴロに倒れました。
2回の第2打席
2回1死一、二塁の場面で迎えた第2打席では、クワントリルの外角スプリットを捉えて右前適時打を放ち、10戦連続安打をマークしました。この安打で一、三塁のチャンスを広げ、次打者・ベッツの打席で二盗に成功。送球が逸れる間に三塁走者・テーラーが生還し、大谷自身も三塁まで進みました。この盗塁は今季57盗塁目となり、2001年のイチロー(マリナーズ)の56盗塁を抜いて、日本選手最多記録を更新しました。
4回の第3打席
4回1死一塁の場面で迎えた第3打席では、継投したばかりのロッキーズの2番手・モリーナのカーブを狙って右前打を放ち、3試合連続マルチ安打をマークしました。
6回の第4打席
6回の第4打席では、無死二、三塁の場面でモリーナの高めチェンジアップを逃さず、右翼中段席へ飛距離436フィート(約132.9メートル)の54号特大3ランホームランを放ちました。これにより、大谷は54本塁打、57盗塁とし、前人未踏の「55-55」まで残り本塁打1本となりました。
8回の第5打席
8回の第5打席では、ロッキーズの4番手左腕・ペラルタの初球の直球を狙い、左翼へ二塁打を放ってこの日4安打目をマークし、サイクル安打に王手をかけました。三塁打を放てば、自身2度目のサイクル安打達成となりましたが、9回はベンチでヘルメットをかぶって準備万端だったものの、味方打線が三者凡退に倒れ、第6打席は回ってこず偉業達成はお預けとなりました。
打撃成績の上昇
この日の活躍により、試合前の打率.305から.309まで上昇し、オズナ(ブレーブス)を抜いて2位に浮上。トップのアラエス(パドレス)を猛追しています。9月17日のマーリンズ戦終了時点で打率は.287でしたが、直近10試合で44打数26安打と打ちまくり、.309まで2分以上“爆アゲ”しました。
また、この日は194安打となり、日本選手では2010年のイチロー以来となる200安打まで残り2試合で6本となりました。さらに、2得点を記録し、シーズン133得点とし、昨季のフリーマンの131得点を抜いて、球団最多記録となりました。
3冠王の可能性
本塁打、打点はともにリーグトップを独走中で、2012年のミゲル・カブレラ(タイガース)以来の3冠王獲得の可能性が出てきました。ロバーツ監督はこの日の試合前に「3冠王を狙える位置にいる。大谷が出たいと言うなら3試合とも出場するだろう」と大谷の意向次第でレギュラーシーズン最終カードとなる今3連戦すべて出場させる方針を示しています。
チームの快勝
チームは3年連続となるナ・リーグ西地区優勝から一夜明けたこの日も、大谷を筆頭に打線が15安打11得点と爆発し、ロッキーズに快勝。3連勝を飾りました。
大谷翔平の活躍は、ドジャースの今季の成功に大きく貢献しており、今後の試合でも彼の活躍が期待されています。