須崎優衣、パリ五輪銅メダル報告と地元松戸での感謝の言葉

須崎優衣、パリ五輪銅メダル報告と地元松戸での感謝の言葉

松戸ファンフェスタ2024inテラスモール松戸で須崎優衣選手が銅メダルを報告

28日、千葉県松戸市のショッピングモール「テラスモール松戸」で開催された「松戸ファンフェスタ2024inテラスモール松戸」に、レスリング女子50キロ級で今夏のパリ五輪で銅メダルを獲得した須崎優衣選手(25歳、キッツ)が出席しました。同市の本郷谷健次市長から花束を贈呈され、約800人の来場者との交流を楽しんだ須崎選手は、トークショーやモール内でのパレードを通じて、地元のファンに感謝の言葉を伝えました。

パリ五輪での活躍と心境

東京五輪で金メダルを獲得し、2連覇を目指したパリ五輪では、初戦で敗れるという予想外の展開となりましたが、3位決定戦で勝利し、2大会連続のメダルを獲得しました。「目指していた金メダルに届きませんでしたが、何とか切り替えて銅メダルを獲ることができました。パリにいた時は悔しくて自分を認めてあげることができませんでしたが、帰国して“頑張ったね”など声を掛けてもらい、自分を認めることができました」と、須崎選手は温かい拍手を浴びながら報告しました。

トークショーでの交流

トークショーでは、来場者との質問コーナーも設けられ、須崎選手は様々な質問に答えて会場を盛り上げました。好きな男性のタイプを聞かれた際には、少し照れくさそうに答える場面もあり、会場は笑いに包まれました。また、「明るさの源は?」と問われた際には、「常にポジティブシンキングを意識しています。“この練習を乗り越えたら、さらに強くなれる”など、常にポジティブに変換しています」と、自身のメンタルトレーニングの方法を明かし、質問者も納得の表情を浮かべました。

今後の展望とレスリングの普及

須崎選手は、すでに8年後の2032年ブリスベン五輪までの現役続行を宣言しています。パリ五輪では日本代表として金8個を含む11個のメダルを獲得しましたが、国内ではまだマイナースポーツにとどまるレスリングの人気拡大、普及に向けて、地元のファンに呼びかけました。「道具を使わずに体と体で勝負し、駆け引きがある(のが魅力)。ぜひ会場にも見に来てください」と、レスリングの魅力を語り、多くの人々に興味を持ってもらうよう訴えました。

地元の応援と感謝

須崎選手の活躍は地元の松戸市でも大きな話題となり、多くの市民が彼女の成功を祝いました。本郷谷市長も、「須崎選手の活躍は、松戸市の誇りです。今後も応援し続け、彼女の夢を支えていきます」と、強い支援の意を示しました。須崎選手自身も、「地元の皆さんからの応援が大きな力になりました。これからも頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします」と、感謝の言葉を述べました。

このイベントを通じて、須崎選手の活躍が地元の誇りとなり、多くの人々に勇気と希望を与えました。今後も、彼女の活躍に注目が集まることが期待されます。