菅田将暉と岡山天音が黒沢清監督作品「Cloud クラウド」公開記念舞台あいさつに登場、200円のマスクが話題

菅田将暉と岡山天音が黒沢清監督作品「Cloud クラウド」公開記念舞台あいさつに登場、200円のマスクが話題

映画「Cloud クラウド」公開記念舞台あいさつに菅田将暉と岡山天音が登場

俳優の菅田将暉(31)と岡山天音(30)が28日、都内で行われた映画「Cloud クラウド」(監督:黒沢清)の公開記念舞台あいさつに出席した。この映画は、日常と隣り合わせの恐怖を描くサスペンス・スリラーで、黒沢清監督との初タッグ作品として注目を集めている。さらに、第97回米国アカデミー賞国際長編映画祭の日本代表作品として選出されるなど、海外映画祭でも続々と上映されている。

舞台あいさつでは、岡山が「あるもので自作」という設定のマスクをかぶり、ほぼ顔が出ない役柄を演じたことが話題となった。菅田が「あれ自分で作ったの?」と真剣な顔で尋ねると、岡山は「いや、そんな…。なんで俺だけそんな…違うよ!」と即答。このやりとりに、会場は笑いに包まれた。

実は、このマスクは美術スタッフが目の空き具合などを調整しながら作成したもので、黒沢監督は「安っぽい感じ」を表現するために、「袋もその上の毛も100円で買える。200円でできている」と明かした。あまりの安さに、会場中が驚きの声を上げた。

岡山は200円の覆面をクールに着用し、菅田が「かっこいいよ」と太鼓判を押すと、岡山は「実際の顔が出ている(映画の)ポスターの顔写真よりも(覆面姿の写真が)大きかったりしますからね。200円が(映画の)看板になった」と笑みを浮かべた。

映画「Cloud クラウド」は、現代社会の日常に潜む恐怖と不気味さを巧みに描き、観客を引き込む力強い作品となっている。菅田と岡山の演技力と、黒沢監督の独特な世界観が見事に融合し、国内外で高い評価を受けている。この舞台あいさつを通じて、二人の俳優の魅力と映画の魅力が存分に伝わった。

映画「Cloud クラウド」は、10月28日(金)より全国で順次公開される。観客の皆様も、この作品を通じて、現代社会の奥深さと恐怖を体感すること間違いなしである。