[Alexandros]が菅田将暉主演の『Cloud クラウド』でインスパイア・ソングのスペシャルMVを公開

[Alexandros]が菅田将暉主演の『Cloud クラウド』でインスパイア・ソングのスペシャルMVを公開

[Alexandros]の「Boy Fearless」と映画『Cloud クラウド』がコラボレーションし、スペシャルミュージックビデオ(MV)が公開されました。本MVは菅田将暉主演のサスペンス・スリラー『Cloud クラウド』の世界観を深く掘り下げ、映画の緊迫感あふれるストーリーと音楽が見事に融合しています。

映画『Cloud クラウド』について

映画『Cloud クラウド』は、黒沢清監督が手がけ、主演に菅田将暉を迎えた作品です。映画は「誰もが標的になりうる」日常の恐怖を描いたサスペンス・スリラーで、既に国内外で注目を集めています。第81回ヴェネチア国際映画祭、第49回トロント国際映画祭、釜山国際映画祭などでの上映が決定し、第97回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選ばれています。

映画の主人公・吉井(菅田将暉)は、普段は「転売屋」として普通の生活を送っていましたが、不知不識のうちに「狩りゲーム」の標的となり、日々が次々と崩壊していきます。匿名の集団による追い込みに直面し、吉井はやがて銃撃戦に巻き込まれていきます。映画は、吉井を狙う集団の姿や彼らが持つ銃の描写も交え、一瞬たりとも視線を離せない緊迫感を演出しています。

スペシャルMVの内容

MVでは、吉井の日常と彼が狩りの標的となった後の一連の出来事が交差して描かれています。主人公の「転売屋」としての日常の姿と、徐々に日常が狂っていく様子が対比され、その中で匿名の集団が吉井を追い詰めるシーンが映し出されます。集団が手にしている銃と、吉井が銃撃戦に巻き込まれる様子は、映画のサスペンスとアクションの要素を巧みに表現しています。

MVの終わりでは、吉井が怯え逃げ惑う様子から一転、銃を構えた菅田将暉の鋭い表情で締めくくられます。この瞬間は、楽曲のワンフレーズ「I won’t hesitate to shoot(俺は容赦なく撃つ)CLICK(クリック)」とリンクし、映画のスリリングな展開を象徴しています。

MVは前半の冷徹なサスペンススリラーと、後半のソリッドなガンアクションの二面性を巧みに組み合わせ、観客を映画の世界に引き込んでいきます。映画の雰囲気を忠実に表現しつつ、ワンランク上のエンターテイメントとして完成されています。

菅田将暉と[Alexandros]のコメント

菅田将暉 コメント: 軽快な低音から始まるスリルと色気のある声が脳みそに直接語りかけてきて頭から離れません。ノリが良くなったり怖くなってきたりまた踊れたり……。映画「Cloud」とのセッションが楽しみです。

[Alexandros]川上洋平 コメント:

(黒沢清監督作品へ楽曲提供することについて) 黒沢清監督は『CURE』からのファンで、本作にも大変興奮しました。楽曲制作を任された際は、すぐに地下室に篭って作り始めました。

(本作『Cloud クラウド』のご感想) 最高に不気味なアクションムービーです。ジワリジワリと危険に晒されていく主人公にいつのまにか自分を重ねてしまいます。そして、この映画は怖さだけでなくカッコよさも兼ね備えている点が新鮮です。役者たちの演技も素晴らしいので、菅田将暉さんをはじめ、新たな一面を見せるはずです。

(今回の楽曲制作について) 映画の不気味さを表現するために、まずは「捲し立て」を意識しました。主人公が転げ落ちていく様子をヒップホップではなく、グライムという英国特有のラップの風味を取り入れました。さらに、不協和音を所々に散りばめ、ライブでもミックスするようなトラックに仕上がっています。ぜひヘヴィーに楽しんでください。

『Cloud クラウド』と「Boy Fearless」の相性

『Cloud クラウド』の世界観に深く浸れる「Boy Fearless」は、9月18日にリリースされた[Alexandros]のCDシングル「SINGLE 2」に収録されています。この楽曲は、映画のサスペンスとアクションの要素を巧みに表現し、映画と音楽が絶妙なバランスで調和しています。

『Cloud クラウド』の公開を目前に、このスペシャルMVは映画の雰囲気と魅力をさらに引き立て、観客の期待を高める一石となりそうです。ぜひ、映画と楽曲を一緒に楽しんでみてください。