西野勇士投手、11年ぶりの自己最多タイ9勝目でロッテの勝利に貢献

西野勇士投手、11年ぶりの自己最多タイ9勝目でロッテの勝利に貢献

西野勇士投手、11年ぶり9勝目を挙げる

28日、ベルーナドームで行われた西武対ロッテの試合で、ロッテの西野勇士投手が11年ぶりに自己最多タイの9勝目を挙げた。西野投手は7回0/3を5安打1失点と好投し、チームの勝利に貢献した。

試合は0-0の四回、西野投手は無死満塁のピンチに直面した。しかし、佐藤龍の投ゴロを胸で止め、本塁へ送球。捕手の田村が一塁へ転送し、2死を奪った。最後は野村大を三ゴロに打ち取り、無失点でピンチを脱した。この場面での冷静な対応は、西野投手の経験と実力の証明となった。

その後、西野投手は七回まで無安打を続け、安定した投球を続けた。しかし、八回には連打を浴びて途中降板となった。悔しい表情でマウンドを降りた西野投手だったが、「1個でも勝ちがつくのはうれしいことだし、価値のあること。9勝できて良かった」と、試合後のインタビューで語った。

西野投手の好投により、ロッテは4位の楽天と2ゲーム差に迫った。吉井監督は「球が強かった。お相撲さんみたいに一番、一番目いっぱいやっていくだけ」と、西野投手の頑張りを称えた。

西野投手は、1軍初登板した2013年以来、11年ぶりに自己最多タイの9勝目を挙げた。彼のコントロールは特に良くて、「かなりの割合で思ったところに投げられた」と振り返った。また、捕手の田村も「うまくリードしてくれて、良い感じになった」と、チームワークの良さを強調した。

この試合の勝利は、西野投手の経験と実力がチームに大きな影響を与えたことを示している。今後も、ベテランとしての存在感を発揮し、チームの上位進出に貢献することが期待される。