日本女子オープン: 竹田麗央と山下美夢有、8アンダーで並ぶトップ争い

日本女子オープン: 竹田麗央と山下美夢有、8アンダーで並ぶトップ争い

日本女子オープン3日目、竹田麗央と山下美夢有がトップタイに並ぶ

日本女子オープンゴルフ選手権(大利根カントリークラブ・西コース、9月26日~29日)の3日目が終了し、今年の年間女王争い(メルセデス・ランキング)のトップに立つ竹田麗央と、2年連続年間女王の山下美夢有が8アンダーでトップに並んだ。

竹田麗央は、初日はイーブンパーの24位、2日目は69で8位タイまで順位を上げ、3日目は67で5つ伸ばし、8アンダーのトップタイに立った。3日目をトップでスタートした山下美夢有は伸び悩み、イーブンパーでスコアを伸ばし切れなかった。

竹田麗央は、「今日はスタートホールからショットもパッティングも良かったです。周りのみなさんも伸ばしていたので、バーディをたくさん取ろうと思ってスタートしました」とコメント。1番で1メートルのバーディパットを沈めて波に乗ると、前半は3バーディ1ボギーの34、後半は18番でボギーを叩いたものの3つ伸ばし、この日ベストスコアタイの67をマークした。

「フェアウェイも広く、距離があるので気持ちよく振れました」と、ドライビングディスタンス3位の本領を発揮。距離のあるコースでセカンドをショートアイアンで攻めていくゴルフを幾度となく見せた。「気持ちよく振れている」という飛ばし屋の竹田は、調子が上々だ。

海外遠征や連戦続きで「疲れはあると思います」と言いながらも、「9時半か10時ぐらいに寝ています。今週焼肉ばっかりで3回行きました」と、睡眠と焼肉パワーでスタミナ回復を図っている。

日本女子オープンのタイトル奪取にも意欲を見せ、「いつもと違う雰囲気でテンションが上がりました」と気持ちも乗っている様子。「取りたい気持ちはありますが、欲を出さずに気持ちをコントロールしてプレーしたいです」と冷静さも持ち合わせている。

3日目、8アンダーのトップでスタートした山下美夢有は、イーブンパーでスコアを伸ばし切れなかった。肉体と気持ちが充実している竹田は、最終日最終組で山下と直接対決。「自分のプレーに集中するだけです」と、日本女子プロ選手権に続くメジャー2連勝、年間7勝目に向けて11時49分にティーグラウンドに立つ。

竹田麗央と山下美夢有の直接対決は、日本女子ゴルフ界の注目ポイントとなること間違いなし。両選手の活躍に期待が高まる。