原英莉花、日本女子オープンで健闘！2度目のタイトル防衛へ

ディフェンディングチャンピオンの原英莉花、日本女子オープンゴルフ選手権で健闘

日本女子オープンゴルフ選手権が9月26日から29日まで、茨城県の大利根カントリークラブ西コースで開催される。コースの全長は6845ヤード、パー72で、国内女子プロゴルフのメジャー第3戦として注目を集めている。

2020年と2023年の大会チャンピオンである原英莉花は、首位と6打差の通算2アンダー12位タイから出場。初日は5バーディー、2ボギーの「69」でプレーし、通算5アンダー5位タイまで順位を上げた。

初日のプレーの詳細

原英莉花は11時6分にスタートし、5番パー5でバーディーを先行した。421ヤードと距離の長い高難度の7番パー4でボギーを叩いたが、折り返しの9番パー5で2.5メートルのバーディーパットを沈め、波に乗った。続く10番でも4メートルのパットを決め、バーディーを追加。12番パー3と15番でも1つずつ伸ばし、好調なスタートを切った。

決勝ラウンドの戦略

決勝ラウンドは2サムでのワンウェイスタート方式で行われている。前半4ホールまでに同組の岩井明愛が3つのバーディーを決めていた。「明愛ちゃんも終始良いプレーで、ついて行って勝てるように集中してプレーできた」と、原は岩井のプレーに刺激を受けたことを語った。

終盤の苦戦

終盤の17番で2打目をラフに入れ、脱出を試みた3打目もまたラフに入った。ダブルボギーもよぎったが、「上がり3ホールが難しいので気が抜けなかったですし、周りも16、17、18は難しいと思うので、ほんと精一杯プレーするだけだなと思った」と、4打目をうまく寄せてボギーでしのいだ。

後半の反省

後半2つのパー5で伸ばすことができなかった。「そこまでにしっかり伸ばせたのは良かったかなと思いますけど、ロングホールで思ったように伸ばせなかったのは明日の課題かな」と振り返った。

トップとの差

トップは3打差の通算8アンダー。原は「上がすごい伸びている状況で、今日の明愛ちゃんのように序盤からバーディーを獲っていけば優勝争いに食い込めるのかなと思います。ギリギリでチャンピオンジャケット（ブレザー）を贈呈するのはなんか悲しいので、精一杯頑張ります」と、笑顔で意気込んだ。

原英莉花のプロフィール

原英莉花（はら・えりか）は1999年2月15日生まれ、神奈川県出身。2018年にプロテストに合格し、早くもシードを獲得。2019年には初優勝を果たし、2020年には日本女子オープンとJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップで2冠を達成した。2023年にはヘルニア手術を乗り越え、日本女子オープンを2度目の制覇。現在はNIPPON EXPRESSホールディングスに所属している。