川崎フロンターレ、ACLE挑戦と国内リーグの両立に注目
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)開幕
2024/25シーズンのAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が開幕し、アジアのサッカー界に新たな一章が刻まれました。近年、ベテラン選手だけでなく、これから最盛期を迎える若手選手もアジアのクラブへ移籍するケースが増え、アジアのサッカーの注目度は急速に高まっています。今回は、ACLE出場クラブの最新市場価値ランキングを紹介します。情報は、『transfermarkt』が算出した金額を参照しており、データは9月23日時点のものです。
14位:川崎フロンターレ(日本)
監督:鬼木達
2024リーグ戦成績:15位
総市場価値:1638万ユーロ(約26.2億円)
最高額選手:エリソン(市場価値:250万ユーロ/約4億円)
数年前には4シーズンで3度のJ1王者に輝くなど、黄金時代を築いた川崎フロンターレが14位にランクインしました。しかし、主力選手の相次ぐ海外移籍により、チームのメンバーが大幅に入れ替わり、今季はリーグ戦で15位と苦しんでいます。
新エースの期待と現実
FWエリソンは、最前線でチームを牽引していたレアンドロ・ダミアンの代わりとして加入し、新エースとして期待されていました。彼の市場価値は250万ユーロ(約4億円)とチームトップですが、シーズン途中でハムストリングの負傷もあり、リーグ戦の出場は17試合にとどまり、得点数も4点にとどまっています。チームトップの市場価値に見合う活躍はできていないのが現状です。
脇坂泰斗のリーダーシップ
MF脇坂泰斗は、レジェンドの中村憲剛の背番号14を引き継ぎ、今シーズンからキャプテンを務めています。脇坂の市場価値は140万ユーロ(約2.2億円)で、2022シーズンには100万ユーロ(約1.6億円)だった市場価値が、30代を目前にして上昇を続けています。黄金時代の面影を知っている14番がチームに与える影響は大きく、彼のリーダーシップがチームの再生に欠かせない要素となっています。
ACLEでの挑戦
ACLEのリーグステージ初戦では勝利を収めましたが、かつての黄金時代のチームでも果たせなかったアジア王者への道は、激戦が必須です。国内リーグではJ2降格圏内まで勝ち点差5と、ここからの川崎には険しい両立が待ち受けている状況です。
今後の展望
川崎フロンターレは、国内リーグでの順位向上とACLEでの好成績を両立させることが求められています。主力選手の離脱や怪我の影響を最小限に抑え、若手選手の成長とベテラン選手の経験を活かしたチーム作りが、今後の成功の鍵となります。鬼木達監督の手腕が試されるシーズンとなり、ファンやサポーターの期待は高まっています。
結論
2024/25シーズンのACLE開幕に合わせて、川崎フロンターレは新たな挑戦に臨んでいます。主力選手の離脱や怪我の影響を乗り越え、若手選手の成長とベテラン選手の経験を活かしたチーム作りが、国内リーグでの順位向上とACLEでの好成績を両立させるために不可欠です。今後の展開に注目が集まっています。