シホリーン、2歳未勝利戦で初勝利!名牝アーモンドアイの血統が光る

シホリーン、2歳未勝利戦で初勝利!名牝アーモンドアイの血統が光る

シホリーン、初勝利を飾る

9月29日の中山競馬場で行われた2歳未勝利戦(芝1600メートル、11頭立て)で、シホリーン(牝2歳、美浦・武井亮厩舎、父モーリス)が単勝1.2倍の断然人気に応えて見事に勝利を収めた。シホリーンは、祖母のフサイチパンドラが2006年のエリザベス女王杯を制し、叔母に9つのG1タイトルを獲得した名牝アーモンドアイという豪華な血統を持つ馬だ。また、半兄のコンティノアールも昨年のサウジダービーで5着、UAEダービーで3着と活躍しており、シホリーンも2戦目で勝ち名乗りを上げた。

レースは好スタートから4番手の位置を取り、道中はややファイトするシーンも見られたが、徐々に折り合いがついた。最後の直線に向かうと、抜群の手応えで前を行くダノンミッション(ジョアン・モレイラ騎手)を目標に一気に加速。1馬身半差をつけてトップでゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは1分34秒3(良)だった。

2戦連続で手綱を執ったクリストフ・ルメール騎手は、「2戦目だったから最初は一生懸命でしたが、向こう正面で落ち着いてくれました。いい瞬発力を使ってくれました。デビュー戦でもいい脚を使ってくれたし、能力を出してくれました」とコメントした。

シホリーンの勝利は、その豪華な血統と高い能力を証明するものとなった。今後の活躍に期待が高まる中、武井亮調教師も「シホリーンはまだ成長の余地がある。今後も力をつけていってくれることを期待しています」と語り、さらなる飛躍への意気込みを示した。

この勝利により、シホリーンは2歳戦の舞台で一歩前進を果たし、今後の競馬界での活躍に大きな期待が寄せられている。