武尊、ONEフライデーファイツ81で初勝利!ロッタンとの夢の対決を熱望
武尊、ONEフライデーファイツ81で初勝利を挙げロッタンとの対戦を熱望
27日、タイのルンピニースタジアムで開催された「ONEフライデーファイツ(FF)81」で、武尊(33歳、team VASILEUS)がONEチャンピオンシップでの2戦目で初勝利を挙げました。この試合では、フライ級(61.2キロ以下)キックボクシングで、ミャンマーのラウェイの猛者タン・ジン(19歳)と対戦しました。
試合の経緯
武尊は、1月のスーパーレック戦で筋断裂や骨折などの大けがを負い、その試合で0-3の判定負けを喫しました。しかし、今回の復帰戦では1Rからカーフキックを中心にタン・ジンを痛めつけました。しかし、ラウンド終盤に相手の伸びてくる左パンチでまさかのダウンを喫しました。
それでも2Rには、左ジャブでリズムを作り、ボディへの前蹴りでダウンを奪い返しました。その後、左右のパンチ連打で2度目のダウンを奪い、KO勝ちを収めました。
試合後の様子
試合後、リングサイドで観戦していた強豪ロッタン・ジットムアンノンがリングイン。武尊は対戦が期待されているロッタンに向かって「ロッタン、アイム・レディー、レッツ・ファイト!(ロッタン、俺は準備オーケーだ!戦おうぜ!)」と英語で戦いを挑みました。ロッタンも「今日は簡単な試合だったが、俺との対戦ではそうはいかないぞ」と言い返し、2人は笑いながら額をくっつけて対戦の機運を高めました。
武尊のコメント
試合後の武尊のコメントは以下の通りです。
-初勝利、おめでとうございます 「最高にうれしいです。やっとONEで勝てました。ONEルンピニーの雰囲気はめちゃくちゃ異様というか、それは盛り上がる試合出るよねっていうお客さんの熱でした。最高ですね」
-三日月蹴り(前蹴りと回し蹴りの中間の軌道で、親指の付け根あたりで蹴る)は狙っていましたか 「そうですね。狙っていました。でも意外とリーチが長くて最初入りにくくて、なのでコンパクトにって感じでした」
-KO勝利した後の気持ちは 「勝ったのが1年半ぶりなんですよ。だからうれしさが違いました。勝ったことだけで本当に、本当にうれしい。ギリギリの判定でも勝ちたかったので」
-1R、ダウンを奪われた瞬間、どう思いましたか 「フラッシュダウンみたいなもので、あまり効いてはいなかったです。ちょっとびっくりしましたね。思ったよりスピード速くて。でもおかげで、盛り上がる試合ができたので、(お客さんへの)良い挨拶になりました(笑い)」
-ロッタンとフェイスオフした率直な気持ちは 「やっと向かい合えたなって。前回はロッタンがけがをして流れちゃったので。すれ違って、すれ違っていたのが、やっとこっちは準備できましたよっていう状態になれた」
-ロッタンとどんな風に戦いたいですか 「格闘技人生で一番の打ち合いをしたいですね。最高の打ち合いをして、最高のKOを見せます」
まとめ
武尊の初勝利は、彼の復活を示す重要な一歩となりました。1年半ぶりの勝利に喜びを表現しつつ、次なる目標であるロッタンとの対戦に向けて意気込みを語りました。ロッタンとの対戦は、両者のファンにとっても大きな注目点となり、格闘技界に新たな火花を散らすことが期待されています。武尊の今後の活躍に注目が集まります。