第32回職人まつり:清水駅東口公園で開催、職人技とものづくりの魅力を次世代へ
第32回職人まつり、清水駅東口公園で開催
29日、静岡市清水区のJR清水駅東口公園で、第32回職人まつりが開催されました。このイベントは、清水建設産業組合(杉山修組合長)主催で、大工、左官、板金など11業種の職人たちが参加し、それぞれの技術を披露しました。
イベントでは、職人たちがブースを設け、かんな削りや伝統的な工法など、熟練の技を子どもたちや来場者に見せました。また、子どもたちが実際に工作を体験できるコーナーも設けられ、夏休みの自由研究の材料としても活用できるよう工夫が凝らされました。
この職人まつりは、当初は夏休み中の子どもたちの自由研究を手伝うことを目的に始まりましたが、現在では広く市民にものづくりの楽しさや職人技の魅力を伝えるための重要なイベントとなっています。会場では、食べ物の販売や音楽の披露など、さまざまな催しが行われ、特に今回はクラシックカーの展示が初めて行われ、多くの親子連れが朝から訪れてにぎわいました。
参加した子どもたちは、職人たちの技に感動しながら、自分たちでも工作を楽しむことができ、ものづくりの楽しさを実感していました。また、親御さんたちは、子どもたちが職人たちから直接学ぶ機会に感謝の声を上げていました。
清水建設産業組合の杉山修組合長は、「職人技を次世代に伝えることが重要だと考えています。このイベントを通じて、子どもたちにものづくりの魅力を伝え、将来的に職人を目指す子どもたちが増えることを願っています」と語りました。
今後も、この職人まつりは、地域の文化や技術を守り、次世代に継承するための重要な役割を果たし続けることでしょう。