巨人のエリエ・ヘルナンデス、チームのリーグ制覇を祝福し復帰への意気込みを語る

巨人のエリエ・ヘルナンデス、チームのリーグ制覇を祝福し復帰への意気込みを語る

巨人のエリエ・ヘルナンデスがチームのリーグ制覇を祝福

8月11日の中日戦で左手首を骨折し、リハビリに励んでいる巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(29)が、チームのリーグ制覇を祝福した。28日、マツダスタジアムで行われた広島戦の試合後、ヘルナンデスは色紙に祝福のメッセージを記し、チームメートやファンに感謝の言葉を述べた。

「チームメートのみんな、ジャイアンツファンの皆さん、リーグ優勝おめでとうございます。チームを離れた後も1軍の試合は毎日見ていましたし、家族と一緒に応援していました。この日は広島に呼んでもらい、優勝の瞬間に立ち会えたことをうれしく思います」と、ヘルナンデスは喜びを語った。

8月11日の中日戦で左手首を骨折し、調子が良かったこともあって気分が落ち込んだ時期もあったという。しかし、翌12日に東京ドームに荷物を取りに行った際、チームメートから励ましの言葉をかけられ、気持ちが前向きになった。「みんなが励ましの声を掛けてくれました。その日から自分の背番号42のユニホームをベンチに掲げてくれて、気持ちが伝わってきてすごくうれしかった。家族が来日したときには、チームメートと一緒に写真を撮らせてもらいました」と、チームメートの温かいサポートに感謝の言葉を述べた。

5月に日本に来てから、ヘルナンデスは多くの人々から温かく迎えられ、特に長野久義選手とはロッカールームの席が隣ということもあり、よく声をかけてもらったという。「坂本勇人さん、丸佳浩さん、岡本和真さんらを含め、みんなで食事に行ったこともありました。4カ月ほど暮らしてなじむことができましたし、日本のことは全部好きです」と、日本での生活を楽しんでいる様子を語った。

現在、左手のギプスが外れ、右手一本での打撃練習やグラブをはめての捕球練習を少しずつ始めている。「全治3カ月と言われましたが、少しでも早く復帰したい。そのために毎日練習を頑張って、ベストを尽くします」と、復帰への意気込みを語った。

プロフィール:エリエ・ヘルナンデス(Elier Hernandez)

1994年11月21日生まれ、29歳。ドミニカ共和国出身。アメリコルーゴ高を経て2011年7月にロイヤルズと契約。20年12月にレンジャーズとマイナー契約し、22年7月にメジャーデビュー。MLB通算14試合の出場で打率・182、0本塁打、3打点。今年5月、巨人に加入。今季成績は出場56試合で打率・294(65安打)、8本塁打、30打点。8月11日の中日戦の中堅守備でスライディングキャッチを試みた際に左手首を骨折。185センチ、89キロ。右投げ右打ち。年俸5000万円。背番号42。

ヘルナンデスの活躍とチームへの貢献は、巨人のリーグ制覇に大きく寄与した。彼の復帰が待たれる中、チームは今後も彼の存在を大切にし、さらなる成功を目指して進んでいくことだろう。