「ドラ1」逸材・山﨑伊織、巨人のリーグ優勝に貢献した奇跡の復活

「ドラ1」逸材・山﨑伊織、巨人のリーグ優勝に貢献した奇跡の復活

プロ野球ドラフト会議には毎年大きな注目が集まる。ドラフト1位候補と高い評価を受ける有力選手が一定数いるが、その中には惜しくも最高順位での指名を逃す選手も存在する。そこで今回は、ドラフト1位候補の下馬評も、1位指名されなかった現役選手をピックアップしたい。

山﨑伊織(読売ジャイアンツ)は、投打:右投左打、身長181cm、体重81kg、1998年10月10日生まれ。明石商から東海大に進学し、2年春にリーグ戦デビュー。3年時にはエースとなり、春秋連続でリーグMVPを獲得。大学日本代表にも選ばれるなど、早くから大学屈指の右腕として注目を集めた。

しかし、4年時に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を敢行。その影響で一時は社会人野球に進む意向を見せたが、読売ジャイアンツからドラフト2位指名を受けた。

ルーキーイヤーはリハビリに専念したが、2022年には開幕ローテーション入りを果たし、20試合(97回1/3)を投げて5勝5敗、防御率3.14と飛躍の足掛かりを作った。

昨季は23試合に先発し、10勝5敗、防御率2.72の好成績をマーク。ブレイクの1年となった。

今季も先発ローテーションの一角を担い、23試合(141回)を投げて9勝6敗、防御率2.81をマーク。チームの4年ぶりリーグ優勝に貢献している。