スプリンターズS: ルガルと西村淳騎手が見事に初G1制覇!
スプリンターズSを制したルガル
29日、中山競馬場で行われた「スプリンターズS・G1」で、9番人気のルガルが見事に優勝を果たしました。デビュー7年目の西村淳騎手の手腕により、超ハイペースのレースを3番手から粘り強く追走し、最後は力強い脚で突き放してG1初制覇を成し遂げました。この勝利は、1番人気で10着に敗れた高松宮記念のリベンジとなりました。
2着には5番人気のトウシンマカオ、3着には4番人気のナムラクレアが入り、1番人気のサトノレーヴは見せ場なく7着に終わりました。
西村淳騎手の手腕
勝利した西村淳騎手は、レースのペースに惑わされず、自分の競馬に徹しました。前半は横山典騎手のピューロマジックが飛ばし、32秒1のハイペースで進行しましたが、ルガルは6馬身ほど離れた3番手をキープ。後半は33秒台の平均ペースで、ルガルは理想的な位置取りを保つことができました。ルガルは高松宮記念で1番人気を背負った馬であり、その実力は当然のものでした。西村騎手も自信を持ってレースに臨んだことでしょう。
トウシンマカオの魅力
パドックで最も印象的だったのはトウシンマカオでした。栗毛の馬体の張りや、雰囲気、風格が際立っていました。5歳で完成形に入っていると感じられ、中山の内側の馬場が悪くないことも手伝って、最後の直線で力強い脚を発揮しました。レース全体を見ても、前がごちゃついたり他馬と接触したりするような不利はほとんどなく、各馬が力を出し切ったレースとなりました。
サトノレーヴの悔い
1番人気のサトノレーヴは、函館、札幌と強い競馬を続けていました。レースでは悪くない位置で運んだものの、最後の直線では伸びを欠き、7着に終わりました。多くのファンが期待を寄せていた馬だけに、この結果は残念でした。
ナムラクレアの健闘
3着に入ったナムラクレアは、最後の直線で外に持ち出してから最速の脚を披露しました。しかし、前で競馬をすることができなかったことが悔やまれました。大舞台での惜しい競馬を繰り返しており、力のある馬であることは間違いないです。今後、G1制覇を果たすことを期待したいところです。
結論
スプリンターズSは、9番人気のルガルが見事に優勝し、高松宮記念での悔いを晴らしました。西村淳騎手の手腕とルガルの力強い走りが光りました。2着のトウシンマカオ、3着のナムラクレアも健闘し、1番人気のサトノレーヴは悔しい結果に終わりました。今後の活躍に注目が集まります。