藤本寛也の華麗なスルーパスで先制も、ジル・ヴィセンテはベンフィカに5-1で敗れる
ベンフィカ、ジル・ヴィセンテに5-1で快勝 藤本寛也の見事なスルーパスが先制点をもたらす
29日、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)第7節の試合が行われ、ベンフィカとジル・ヴィセンテが対戦した。試合はホームのベンフィカが5-1で勝利を収めた。この試合で注目を集めたのは、ジル・ヴィセンテの背番号10を背負う藤本寛也の見事なプレーだ。
試合が動いたのは8分、右サイドでボールを受けた藤本は足裏のトラップから一度左へ動いた後、左足で相手の股の間を抜くグラウンダーのパスを供給した。この見事なスルーパスが通り、最後はフェリックス・コレイアがダイレクトシュートでゴールを決め、ジル・ヴィセンテが先制した。
藤本のこの一撃必殺のノールックパスは、試合の流れを大きく変えるものとなった。ボールをコントロールした藤本は左側を見ていたが、意表をつくノールックパスでゴール前へ送った。コントロール抜群のボールは見事にコレイアに通り、先制点をもたらした。
しかし、この先制点にもかかわらず、ジル・ヴィセンテは17分にニコラス・オタメンディに同点ゴールを許し、その後ベンフィカの猛攻に押され、結局5失点。1-5の敗北を喫し、5試合連続の未勝利となった。
藤本の素晴らしいプレーは、試合のハイライトの一つとなった。彼のテクニックと視野の広さは、ジル・ヴィセンテの攻撃力を大いに引き立てた。今後の試合でも、藤本の活躍が期待される。
この試合の結果により、ベンフィカは順位表での位置を固め、ジル・ヴィセンテは苦しい戦いを強いられることとなった。両チームの今後の展開に注目が集まる。