伊藤手帳と名古屋市立大学が共同開発した「パッチワーク日記」、感情を視覚的に記録する革新的日記帳

伊藤手帳と名古屋市立大学が共同開発した「パッチワーク日記」、感情を視覚的に記録する革新的日記帳

伊藤手帳株式会社、「パッチワーク日記」完成品発表会を開催

伊藤手帳株式会社は、新商品「パッチワーク日記」の完成品発表会を10月9日(水)16時40分より名古屋市立大学で開催する。この商品は、同大学経済学部の山本奈央准教授のゼミに所属する学生チーム「スケジュールサムライ」が、大学ゼミ対抗のインターカレッジで提案したアイデアから生まれた新しい形の日記帳だ。

スケジュールサムライの取り組み

スケジュールサムライは、マーケティングの基本を学び、コンセプト開発や検証的調査を通じて商品開発企画に取り組んでいる学生チームである。彼らは、「日によって日記を書く量が異なる」「書いた日記を見返すのが楽しい」という点に着目し、パッチワークのように、その日の感情の断片を記録できる日記レイアウトを考案した。

商品の特徴

「パッチワーク日記」は、水玉模様状の小さな丸い枠を使い、ピースをつなぐように感情の大きさを丸でつなぐことで、視覚的に感情の大小を整理して記録できる。これにより、ユーザーは日々の感情をより具体的に、そして楽しく記録することが可能になる。

試作品の評価と商品化

スケジュールサムライのメンバーは、10種類の試作品を約50人に試してもらい、最も評価が高かったパッチワークのデザインを採用した。同チームはインターカレッジの優勝は逃したが、斬新なコンセプトが評価され、伊藤手帳が商品化するに至った。

発表会の概要

発表会では、スケジュールサムライのメンバーが開発の経緯を説明し、実際に商品化された日記帳と対面する。また、参加者との質疑応答やフォトセッションも予定している。具体的な流れは以下の通り。

  • 名称:「パッチワーク日記」完成品発表会
  • 日時:10月9日(水)16時40分~17時30分(開場:16時30分)
  • 場所:名古屋市立大学 滝子キャンパス 3号館101教室(愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町山の畑1)

当日の流れ

  1. 名古屋市立大学の山本先生によるスケジュールサムライチーム紹介
  2. スケジュールサムライチームによる「パッチワーク日記」開発の経緯と商品紹介
  3. 開封の儀
  4. 質問タイム(来場者の誰でも質問が可能)
  5. 名古屋市立大学経済学研究科長・学部長の中山徳良先生より本取り組みに対するあいさつ
  6. 伊藤手帳代表取締役社長:伊藤亮仁氏「産学連携における事業シナジーについて/商品化に対する想い」
  7. フォトセッション

商品の販売予定

「パッチワーク日記」は、2024年10月25日(金)より伊藤手帳の公式ECサイト「ユメキロック」にて税込1,870円で販売される予定だ。商品化に携わった伊藤氏は、「学生たちとの共同作業を通じて、ユーザーにとって価値のある手帳が完成した。誰もが抱える不安や喜びなどの感情を記録して、自分自身をより深く理解し、受け入れる時間を持ってほしい」と語っている。

産学連携の成功事例

このプロジェクトは、産学連携の成功事例として注目を集めている。学生たちの斬新なアイデアと企業の実践的なノウハウが融合し、新たな商品の誕生を実現した。伊藤手帳は、今後もこのような取り組みを続けて、ユーザーに価値ある製品を提供していく方針だ。

まとめ

「パッチワーク日記」は、日々の感情を視覚的に記録できる革新的な日記帳である。スケジュールサムライの学生たちのアイデアと伊藤手帳の技術力が結びつき、ユーザーにとって価値のある商品が誕生した。10月9日の完成品発表会では、この商品の魅力を存分に感じることができるだろう。