X(Twitter)の新収益モデル:プレミアムユーザーのエンゲージメントが投稿者に直接還元

X(Twitter)の新収益モデル:プレミアムユーザーのエンゲージメントが投稿者に直接還元

X(Twitter)は10月10日、収益配分プログラムの変更を発表しました。これにより、返信欄の広告表示による収益は発生しなくなります。代わりに、プレミアムユーザーが投稿に対してエンゲージメント(返信、いいね、ブックマーク、閲覧時間など)を行うことで、収益が発生する仕組みに変更されます。プレミアムサブスクリプションの最大25%が直接投稿者に配分される予定です。この変更は11月8日から適用されます。

Xは、プレミアムユーザーからのエンゲージメントを分析し、特定のエンゲージメントや高額なプレミアムプランの加入者のエンゲージメントはより高く評価されるとしています。また、閲覧者が誰をフォローし、誰にフォローされているかなどの情報も考慮されます。

Xは、プレミアムユーザー数が増加しており、この変更によってユーザーへの支払いが増えると見込んでいます。一方で、ユーザーからは「収益が減るのでは」「インプレゾンビが増えるだけでは?」などの懸念の声も上がっています。しかし、返信欄の広告収益がなくなることで、インプレゾンビが減るという意見もあります。

また、Xはスパム対策として、閲覧数を水増しするために返信欄に無関係なコンテンツを投稿する行為を検出し、ペナルティを科すとしています。