ホテルメトロポリタンエドモントの鉄板焼〈山彦〉で、常陸牛とフレンチの融合を体験

ホテルメトロポリタンエドモントの鉄板焼〈山彦〉で、フレンチの要素を取り入れた華麗な鉄板焼コースを楽しもう！

茨城県が誇る黒毛和牛の常陸牛は、指定生産者の磨かれた飼育管理技術と厳選された飼料により、30カ月にわたって育てられています。赤身に適度に脂がのった霜降り肉で、濃厚な味わいと甘味が特長です。きめ細かな肉質で、とろけるような食感が魅力の常陸牛を思う存分に味わえるのが、食に定評のある〈ホテルメトロポリタンエドモント〉。現在、鉄板焼〈山彦〉で「常陸牛ディナーコース」（1万7000円）を体験することができます。

劇場のようなカウンター席で楽しむ〈山彦〉

〈山彦〉は地下1階に位置し、隠れ家的な雰囲気を醸し出しています。数寄屋造りの空間は、洒脱ながらゆっくりと寛げる雰囲気で、扇形とコの字型の2つの大きなカウンターが設置されています。どの席からでも臨場感が際立つように設計されており、明かりも少し暗めで、鉄板がステージのように浮かび上がり、ムードも抜群です。

経験豊富な料理長の技とコミュニケーション

2017年5月から料理長を務める猪子達也さんは、1985年に前身の会員制ホテル〈ホテルエドモント〉開業と同時に入社し、宴会洋食を担当していました。その後、東京や横浜のホテルで研鑽を積み、都内ホテルの名門鉄板焼店で副料理長まで務めた経験を持つ、確かな技とゲストを楽しませるコミュニケーションに定評のある料理長です。洋食にも精通した猪子さんだからこそ、フレンチの要素を取り入れた華麗な鉄板焼コースを提供しています。

豊富な前菜と魚介料理

「メープルサーモンのマリネ」は、福島県の「阿武隈川メイプルサーモン」を使用した味わい深い一品です。メイプルサーモンは臭みがなく、脂がのっているため濃厚ですが、マヨネーズとワサビのソースによってキリッと引き締められています。

魚介料理のオススメは「鮑の鉄板焼和風ソース」。フレッシュな活蝦夷鮑がまるごと使われ、磯の香りが豊かで、蝦夷鮑らしいコリコリッとした心地よい弾力が特徴です。葛、醤油、みりんの和風ソースが、蝦夷鮑の滋味を引き出しています。

健康的な焼野菜と常陸牛サーロイン

「焼野菜」は、オリーブオイルで赤茄子、マコモダケ、ニンニクの芽をヘルシーに焼き上げた一品です。食味も食感も異なる3種類の野菜が、常陸牛の箸休めにピッタリです。小麦とコーンの生地で作ったパンケーキも添えられており、野菜と一緒に食べることもできます。

メインディッシュの「常陸牛サーロイン」は、サシの入ったサーロインで120gあり、大満足のボリュームです。一度に提供せず、二度に分けて焼いてくれるため、後半でも最高の状態で食べることができます。常陸牛のサーロインはしっかりめに焼かれ、表面がカリっとしたテクスチャーになり、脂もちょうどいい塩梅です。刻みワサビ、ピンクソルト、小豆島の熟成醤油、ポン酢、オニオンソースと豊富なコンディメントが用意されているので、好みを探してみてください。

美味しいデザートと豊富なお酒

デザートは「洋梨のコンポートとヌガーグラッセ」。さっぱりとした洋梨のコンポートと濃厚なヌガーグラッセが良いコントラストをなし、口の中をリセットしてくれます。

常陸牛フェアに合わせて飲みたいのが、「常陸野ネストビールホワイトエール」（1350円）。コリアンダーやオレンジピールのさわやかな香りと穏やかな苦味が、料理との相性を引き立てます。クリーミーな口当たりも印象的です。

ホテルオリジナルのクレマン＝スパークリングワイン「エドモントプレミアムブリュットベリーズクレマンドリムー」（ボトル 750㎖ 7500円、グラス 125㎖ 1350円）は、どのメニューにも合う万能な一本です。蜂蜜のような甘さと、ほんのりとスパイシーでエレガントなアロマが、複雑味を醸し、料理を優しく包み込みます。

和歌山県の〈平和酒造〉の「紀土飲み比べセット」（1700円）も面白い選択肢です。赤米を用いた芳ばしい「赤紀土」、キレのある辛口の「特別純米カラクチキッド」、クリアでバランスのいい「純米大吟醸山田錦」が味わえます。

爽快で上品なスパークリング日本酒「獺祭純米大吟醸スパークリング 45」（ボトル 180㎖ 2600円）や、常陸牛に負けない濃厚でエレガンスな「ラポストールソーヴィニヨンブラン 2022」（ボトル 8000円、グラス 1400円）もおすすめです。