茨城町の野犬問題:増加する群れと住民・農家への深刻な影響

茨城町の野犬問題:増加する群れと住民・農家への深刻な影響

茨城県茨城町で、大量の野犬の群れが出没し、近隣住民に恐怖をもたらしている。野犬たちは大きな声で鳴き続け、住民たちは家にまで野犬が来た痕跡を見つけており、特に子供のいる家庭では外出を控えている。

農家では、野犬に畑を荒らされ、約2万円の被害が出ている。小松菜を栽培する農家では、連日野犬に畑を荒らされ、被害が続いている。

町内では、2023年度に県の動物保護施設に収容された野犬が、ここ2年で2倍近くに増加し、239匹にのぼっている。野犬が増えた原因は、ねぐらとなる森や「餌場」となる養豚場がある環境にあるとみられている。養豚場では、子豚が野犬に襲われる被害も出ている。

茨城町は、捕獲用の檻を設置するなどして、野犬問題の改善に取り組んでいる。