田中将大の今季登板断念と中島の活用、楽天の戦力バランスに影響
田中将大、今季登板絶望的に
楽天の田中将大投手が30日、出場選手登録を抹消され、今季の登板は絶望的となった。
今江監督は試合前の報道陣の取材に対応し、「総合的に判断しました」と抹消の理由を説明した。楽天の今季最終戦は10月7日の日本ハム戦(楽天モバイル)で、田中将大の再登録が可能になるのは10月10日以降。そのため、今季のレギュラーシーズンでの登板は事実上不可能となった。ただし、楽天がクライマックスシリーズ(CS)に進出した場合、再登録は可能である。
田中将大の抹消により空いた一枠には、外野手の中島が入ることになった。今江監督は「当チームの外野手の数は少ない。本職の外野手がいることで守備面でも心強いし、バッティングでも思い切って振っていくことができます。さまざまなシチュエーションで活用できる選手なので、良い形で起用したいと考えています」と語った。
田中将大の抹消は、チームにとって大きな影響を及ぼすものだ。彼の不在は、投手陣の戦力バランスを大きく変える可能性がある。一方で、中島の起用は、チームの守備力と打撃力の両面でプラスの効果が期待される。今江監督の戦略が、残りのレギュラーシーズンと、もし進出すればクライマックスシリーズでどのように機能するか、注目されるところだ。