MLB挑戦の吉田正尚と山本由伸、苦戦と厳しい評価に直面
吉田正尚と山本由伸、MLBでの苦戦と評価
MLBで活躍を目指す日本選手の一人、ドジャースの山本由伸投手(26)とレッドソックスの吉田正尚外野手(31)が、韓国メディアから厳しい評価を受けている。
山本由伸投手の評価
山本由伸投手は、MLBデビューイヤーの2023年に開幕からローテーション入りし、白星を重ねた。しかし、6月から右肩痛のため約3か月間の離脱を余儀なくされた。それでも、7勝2敗、防御率3.00という成績を残し、米メディア「スポーツイラストレイテッド」は「彼は欠場期間があったにもかかわらず、素晴らしい防御率でルーキーシーズンを終えた。ポストシーズンが近づく中、彼はさらに成績を伸ばすだろう」と評価している。
一方、韓国メディア「マイデイリー」は山本投手の評価を厳しくしている。「今年は明らかな失敗だ。普通の先発投手としても成功と評価するのは難しく、メジャー最高待遇の選手なら、見るまでもなく失敗だ」と述べている。また、「オリックスで多くのイニングを消化し、疲労が蓄積されたままドジャースのユニホームを着た。来年から11年間をさらに走らなければならない投手。長期的に山本の健康管理がドジャースの重要な課題だ」と指摘している。さらに、「山本は貢献できなかったことをワールドシリーズ優勝で報いなければならない義務がある」とも述べている。
吉田正尚外野手の評価
吉田正尚外野手は、2年目の2023年に手の故障の影響で108試合に出場し、打率2割8分、10本塁打、56打点という成績を残した。これは昨年の成績を下回る結果となった。さらに、右肩の負傷によりオフに手術の可能性も浮上している。
米メディア「スポーツイラストレイテッド」は、「9000万ドルで契約した吉田にとっては厳しい1年だった。時々ベンチに座らされ、ケガで1か月欠場し、フルタイムのDHとしては特に価値あるものではなかった。最終戦(30日)の不在だったのも重大な理由があり、オフシーズンに影響を及ぼす可能性がある」と今後の見通しを懸念している。
韓国メディア「スポーツ東亜」はさらに辛辣な評価を下している。「昨年に比べて何もよくなっていない。外野手として生産性がないレベル。ホームランがないうえに四球、三振の率も悪い。二塁打を打てるパワーはあるが、これもトップクラスではない。守備と走塁もマイナス評価。日本の最高打者として席巻したが、メジャーではどうしようもない姿を見せている」と、容赦ない酷評を並べている。
両選手の今後
山本由伸投手と吉田正尚外野手は、MLBでの活躍を目指して日々努力を重ねている。山本投手は、右肩痛からの完全復帰と長期的な健康管理が課題となっている。一方、吉田外野手は、手の故障と右肩の負傷からの回復と、さらなるパフォーマンスの向上が求められている。
両選手の今後の活躍に期待が寄せられる一方で、厳しい評価も受けている。MLBでの成功には、一時的な成績だけでなく、持続的なパフォーマンスとチームへの貢献が求められる。山本投手と吉田外野手が、これらの課題を克服し、MLBでさらなる活躍を見せることが期待される。