吉田正尚の外野復帰に向けたレッドソックスの期待と戦略
レッドソックスは3年連続でポストシーズン出場を逃したことを受け、本拠地フェンウェイ・パークで記者会見を開いた。アレックス・コーラ監督、クレイグ・ブレスロー編成本部長、サム・ケネディ社長が約40分に及ぶ質疑応答を行った。
ブレスロー編成本部長は来季に向けて、特に先発投手とブルペン投手の補強について「あらゆる可能性を探る」と述べた。また、前日に右肩手術の可能性が浮上した吉田正尚外野手(31)について、「マサは今週末に検査の予約を取っており、現在報告できるものはない」と説明。さらに、「手術を受けた選手たちの回復スケジュールはメディカルスタッフが設定した予想の範囲内になる」と述べた。
吉田が健康な状態で来季のキャンプ、開幕までに復帰した場合、今季同様DHでの起用になるのか、それとも別の形で使うつもりなのかという質問に対して、ブレスロー氏は「ロースターがはっきりした時点で考えることになる。だが、(吉田が)外野を守ることが出来たら、アレックス(コーラ監督)はもっとフレキシブルに采配できるだろう」と答えた。
吉田は前日、来季は外野手としての出場に意欲を示したが、右肩を完治させ、不安なく来季を迎えることが重要だ。