アンドレア・ピルロ、史上最高のキッカーに輝く!フリーキックからPKまで総合評価
ミケル・アルテタが指揮するアーセナルは、現代サッカーにおけるセットプレイの重要性を象徴するチームの一つだ。特にコーナーキックは、各チームが独自の戦術を展開し、その駆け引きが観戦の楽しみの一つとなっている。
セットプレイを成功させる上で最も重要なのは、正確なキックを放てるキッカーの存在だ。フリーキック、コーナーキック、PKを含め、高精度のキックを放てる選手はチームにとって欠かせない存在である。
英『GIVE ME SPORT』が作成した史上最高のキッカーのランキングでは、直接フリーキックだけでなく、コーナーキックやPKも含めた総合的な評価が行われている。このランキングは、これまでの直接フリーキックのキッカーランキングとは異なり、セットプレイ全体の上手さを評価している点が特徴的だ。
10位にはリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、9位にはトニ・クロース、8位にはディエゴ・マラドーナ、7位にはジーコ、6位にはロナウジーニョ、5位にはロベルト・カルロス、4位にはインテル・マイアミのリオネル・メッシ、3位にはジュニーニョ・ペルナンブカーノ、2位にはデイビッド・ベッカムが選ばれた。
1位に選ばれたのはアンドレア・ピルロだ。ピルロのフリーキックはジュニーニョに劣らず高い精度を誇り、イタリア代表でも多くの印象的なキックを放ってきた。2006年のワールドカップでは、ピルロのセットプレイがチームの大きな武器となり、決勝のフランス戦ではピルロのコーナーキックからマルコ・マテラッツィがヘディングでゴールを決めている。
また、2012年のEUROのPK戦では、イングランド戦でジョー・ハートを嘲笑うかのようなパネンカを決め、イタリアの勝利に貢献した。このキックは高度なテクニックだけでなく、強靭なメンタルがなければ選択できないものだった。
フリーキック、コーナーキック、PKの全てがトップクラスであり、ピルロがこのランキングで1位に選ばれたのは納得できる。