ロッテ・和田康士朗、代走での活躍と塁への意識を語る
ロッテの和田康士朗が9月30日の楽天戦で代走として出場し、決勝のホームを踏んだ。
1-1の9回一死走者なしから荻野貴司が、楽天の守護神・則本昂大からセンター前に安打を放つと、ロッテベンチは和田を代走に送った。その後、ソトが三振に倒れたが、一塁走者・和田が二塁盗塁に成功。ポランコが申告敬遠で一、二塁となり、佐藤都志也の打球がワンバウンドした隙に、和田とポランコがそれぞれ進塁。佐藤のセンター前ヒットで三塁走者の和田が生還し、これが決勝点となった。ロッテは2-1で勝利し、4位・楽天との大事な2連戦の初戦をモノにした。
和田は20年から主に試合終盤の代走を任されており、20年から5年連続で二桁10盗塁を達成した。代走として出場する際には、「ホームに還るのがベストだが、その中で何か1つでも隙があれば、先の塁に進む意識を持つ」と話している。また、塁上で確認することは「その時の場面と相手ピッチャー、守備位置を確認し、盗塁を行けるのであれば積極的に狙う」と述べた。
試合前練習では、ノーアウトや1アウトの場面を想定して走塁練習を行い、試合中も相手の守備位置を確認しながら、確実に盗塁を決められるタイミングを狙っている。和田は「負けられない戦いが続くと思うので、求められている役割を果たせたら」と語り、残り3試合、チームの勝利に貢献することを目指している。