「ドジャース、ワールドシリーズ制覇の最有力候補に!だがヤマモト投手にかかる過重な負担が懸念材料に」
米大手スポーツメディア『FOX Sports』は現地9月30日、MLBのワールドシリーズ制覇のオッズを紹介し、ナ・リーグMVP最有力候補の大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースが1番人気であることを報じた。同メディアは、ドジャースが4年ぶりの世界一を制覇する可能性と、その逆の理由も挙げている。
米大手ブックメーカー『FanDuel Sportsbook』のオッズによると、ポストシーズンに進む各チームの評価は以下の通り。全体1位はドジャースの「+350」(100ドルかけた場合450ドルになる)。2位はフィラデルフィア・フィリーズの「+360」、ア・リーグトップはニューヨーク・ヤンキースの「+450」。
ドジャースがチャンピオンになれる理由として、同メディアは「球界最高の成績でナ・リーグの第1シード。彼らには大谷翔平、ムーキー・ベッツ、(足首の怪我から復帰できるとして)フレディ・フリーマンがいる。このトリオに加え、テオスカー・ヘルナンデス、ウィル・スミス、マックス・マンシーに代表される有能な選手らが後ろに控えており、途中加入のジャック・フラハティ、マイケル・コーペック、トミー・エドマンは、チームが求めるものを得るのに十分かもしれない」と評価。これは「ここ数年で最も充実しているラインナップ」と表現した。
一方で、チャンピオンを獲得できない理由として、負傷離脱続出の先発陣を挙げている。「タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショウ、ギャビン・ストーン、ダスティン・メイ、リバー・ライアン、エメット・シーハン、10月はその全員が起用できない。ウォーカー・ビューラーの好不調の波の激しさと、彼に続いて起用できる選手がいかに少ないかを考えると、恐らくジャック・フラハティと肩の怪我で3か月近く休んだヤマモトには重すぎる責任がかかることになる」と、残っている投手の状況を懸念している。