大谷翔平の不調は左肩の負傷だけではない? 選球眼に起因していると米紙が指摘
ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースが対戦しているワールドシリーズ。ドジャースのフレディ・フリーマン内野手がホームランを打ちまくる一方で、大谷翔平選手は本塁打を打てていない。左肩の負傷がパフォーマンスに影響しているかについて、米紙『スポーツ・イラストレイテッド』が分析している。
大谷はレギュラーシーズンで史上初の50-50を達成し、最終的に54本塁打を放ってナ・リーグ本塁打王に輝いた。しかし、ポストシーズンでは爆発力が影を顰めており、特にワールドシリーズでは不調が続いている。26日(日本時間27日)に行われた第2戦では、盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼した。それ以降の試合では左腕を庇うようなプレーを見せている。
しかし、同紙は「大谷の打撃成績の低下は、肩の怪我だけに起因するものではなく、むしろ選球眼に起因している。例えば、ドジャースが4-6と逆転された後、大谷が同点に追いつく可能性のある場面で、彼はいつもとは違う消極的なプレーを見せた。アグレッシブなアプローチで知られる彼は、真ん中のスプリッターを見逃した。フルカウントになった後、最終的にゾーンから大きく外れたスプリッターを空振りしている」との見解を示し、選球眼が不調の原因と見ている。
また、レギュラーシーズンに58本塁打を放つほど絶好調だったジャッジを例に挙げ「大谷の成績は期待外れだが、ア・リーグMVPの最有力候補であるヤンキースのスター、アーロン・ジャッジの成績とよく似ていることは注目に値する。両選手の成績は似ており、どちらもホームランは打っていない」とし、負傷していないジャッジも同様に調子が落ちていると述べた。