【Mリーグ】浅井堂岐選手の5筒単騎リーチ:新規参戦者ならではの勝負師のアガリ

【Mリーグ】浅井堂岐選手の5筒単騎リーチ:新規参戦者ならではの勝負師のアガリ

9月23日の第2試合、南3局0本場で、浅井堂岐(フ)、本田朋広(雷)、高宮まり(格)、日向藍子(A)が出場しました。KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳が振り返ります。

先週、フェニックスの新規参戦選手である竹内元太選手と浅井堂岐選手が出場し、竹内選手は2連勝、浅井選手は2着と好発進を切りました。特に浅井選手は南3局でラス目という状況から2着で終えることができ、勝ちに等しい2着となりました。

南3局の3巡目、浅井選手は5索を持ってきてツモ切りしました。この手順では、多くの人が1筒を切ると思いますが、赤5筒が使えるため、8萬を持ってきて2萬を切れば345の三色も見えます。試合後に牌譜を検討したところ、浅井選手は123の三色を見ていたとのことです。また、5索を先に切ることで、2索3索の出アガリ率が高くなり、直撃も狙えて着アップも見込めるという戦略でした。1萬を引いた場合、三色になるカン2筒や赤5筒が使えるカン4筒を引いても満足のいくリーチになるというメリットがあります。

その後、高宮選手に4筒をポンされましたが、1筒を切らなかったため、2筒を引き入れ、5筒単騎か2索3索か選べる形でテンパイしました。日向選手のリーチと本田選手の仕掛けに挟まれましたが、ラス目で点棒が欲しかった浅井選手は、2索3索でアガっても仕方がない状況で、5筒単騎でリーチしました。

麻雀の経験を積むほど、5筒単騎リーチは少し気持ち悪いと感じるかもしれませんが、ドラ単騎リーチと変わりありません。4筒をポンされており、7筒3筒が早い人もいたため、5筒自体の場況も良かったです。実際に5筒は山に3枚残っており、1300・2600のツモアガリとなりました。

浅井選手は大きい手を攻めてアガる、面前派で攻撃的なイメージがあります。この局の5索切りは、打点とアガリ率のバランスを取った浅井選手らしい一打で、多くの人がたどり着けないアガリに結びつけました。